解答1. (C) 軽い運動をする
解 説
変形性膝関節症になる原因ははっきりしていません。肥満や老化による間接の劣化が影響しているのではないかと考えられています。元来、膝の関節の軟骨は、動きを滑らかにして歩いたり走ったりなどしたときの衝撃を和らげるクッション的役割を担っています。その軟骨成分のひとつがアミノ酸の一部とブドウ糖にくっついた物質グルコサミンで、炭水化物とタンパク質をもとにして、体の中で作られていますが、高齢になるほどその量が減るので、膝が慢性的に痛くなるのです。このグルコサミンを体内で合成する物質を摂取しながら、軽い運動を定期的に続けることです。厚生労働省の「慢性疼痛治療ガイドライン」には「運動療法を強く推奨する」とあります。ショウガ紅茶やシソ、唐辛子も摂取すると効果が見られます。
解答2. (A) およそ10%下がった
解 説
全国各地に住む45歳から74歳の男性約39000人にアンケートして、食事内容や喫煙、飲酒などの生活習慣を平均8年間に渡り、追跡調査し、野菜・果実を食べる量が、1日540グラム前後の「多く食べる」人達と、320グラムから170グラム前後の「たいして食べない」人達を分類し、調査期間中に「食道がん」にかかった方が116人という結果により、野菜・果実の食べる量と食道がんの相関が計算されました。「がん」は正常な細胞の中にある「がん遺伝子」が乱れ、「がん抑制遺伝子」のブレーキが効かなくなて正常な細胞がガン細胞に変わってしまった結果、ガンが発生します。対策は、タバコ、酒を控えて肥満を防ぐ運動を行い、塩分を多くとらないなどした上で、野菜・果実を摂取する生活を長く実践することが、全てのガンを防ぐ為に重要な事です。
解答3. (B) 抗ウィルス薬を8週間から12週間飲むだけ
解 説
新しい薬で、今までよりは効果的にウィルスを排除できるようになったので、ウィルスを薬で排除した後が大切だと専門家が助言しています。定期的に病院へ通院し、半年から1年に1回は専門医に診断してもらい、超音波やMRIなどの画像診断をうける事が必要だという事です。完全に傷が治らないと慢性の肝炎や更には肝臓がんになるリスクもあるからです。
解答4. (C) ベータ細胞
解 説
1型糖尿病はすい臓のベータ細胞が破壊されてインスリンが作れなくなるもので、インスリンの働きが無いと、血液の中のブドウ糖を肝臓や筋肉、脂肪などに取り込めなくて「高血糖値」になってしまいます。特に「1型」は、原因もはっきりしないまま突然発症するので医師でも完全な形での手の打ちようがなくて、患者自身が自ら常に体調に気をつけ、的確に管理しなくてはいけない病気です。「1型糖尿病は自分が主治医」だという患者自身の自覚が必要だと言われています。さらに、低血糖にならないようにこころがける必要もあり、一生覚悟してこの病気と生きようという強い意志がもとめられます。