まぼろし亭

ふぁんと魔

「カルチャ~冗句」

都市鉱山

 突然ですが・・・

「都市鉱山」という言葉がありまして・・・で・・・東北大学教授だった南条道夫先生が1998年に工業製品を再生可能な資源と見て、蓄積された場所を「都市鉱山」と名づけて論文に発表されたのが最初だったそうで・・・

携帯電話やパソコン等に使われている電子部品に含まれている貴重な金属のことで・・・廃棄された製品から金属類を回収して、再利用しようとリサイクルを提案したものでして・・・確かに近頃、使われなくなったパソコン、テレビ等何でも無料で回収するという業者が車で廻ってますが・・・

でも、いざ使わない製品を持って行ってもらおうとすると、回収費を取られたりしまして・・・

「何でも回収すると言っただろう!」

と文句をいうと、年式がどうのこうの、汚れがひどい、とかアレコレ理由を付けられて、結局金を払って持って言ってもらうハメになったりして・・でも、中には頑張る人も居て

「何でもタダで引き取るといったな」

「言いましたよ」

「じゃ俺の古女房を持ってってくれ!」

これが原因で回収業者と大喧嘩・・・そこえ、その家の美人の娘が止めに入って

「お父さん、業者の方にそんなこと言っちゃ駄目よ」

その結果、父親が自慢してる娘を回収業者に無料で持って行かれたという、ウソのようなホントでない話が広がったりして・・・

で、携帯電話には一台あたり6・8ミリグラム使われてるそうで、これは天然の鉱石より含有率が高いとかで・・・電子部品を中心に様々な製品に使われている貴金属をレアメタルと呼ぶんだそうで・・・・金の他に銀・白金・インジュウム・アンチモンとかが廃棄電子部品の中に多く含まれてまして、特にインジュウムは世界中の天然鉱山の60%が電子製品のゴミの山の中に眠ってるとかで・・・これは世界中で使う3・8年分にあたり、白金は5・7年分、リチウムは7・4年分も「都市鉱山」で眠っているという話で・・・

このような希少金属は、「産業のビタミン」とも言われハイテク製品に必要なジミだけれど重要な物質で・・・

ま、私なども日本を代表するビタミン男と呼ばれてまして、ハデでは無いけれど、無くてはならない存在で・・・パーティや合コンでも、他の男達は派手に女性達にアッピールしてるのに、私はジミに控え目にしていますが、でも女性達は私を気にしてチラチラと私を盗み見してまして・・・何しろこのウツクシイ顔ですから・・・で、女性達は、慌ててハンドバックの中をみて財布があるとホッとした顔して・・・

私はスリじゃない・・失礼ですよ・・

ま、何と言ってもレアメタルの王様は「金」でして、捨てられたハイテク製品の中で眠ってる量は6800トン、時価にして22兆円とも言われてまして、ですから企業も回収に熱心で・・・

「金の回収実験プラントの実績結果はどうかね」

「社長!それが上々の出来で、回収率が100%を記録しました・・・これが回収してできた金のインゴットです。時価にして一個15万円で売れます」

「そうか、上出来だ、で、回収にかかった費用はいくらだ?」

「たいした額じゃありません、この一個のインゴットを作る回収費用はたった50万円です」

「お前、今すぐ会社やめろ!」

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

カオリ

 突然ですが・・・

「カオリ」と言うと良いイメージがしますが、

「ニオイ」と言うと良いイメージがしませんで・・・女性の名前でも「カオリ」チャンと言うと可愛い娘を思い浮かべますが、「ニオイ」チャント言ったら、ハキダメのオバサン・イメージになったりして、名前にも使われませんで・・・

この「ニオイ」は外敵から身を守るために生物が出すもので、「カオリ」はハンショクのために生物が出すものだと言われてますが・・・

この「ニオイ」で身を守っている動物にオオサンショウウオというのがいまして・・

ウオと言っても、これは魚では無く両生類で、日本にしかいない特別天然記念物で・・体にイボイボがあって押すと、イボイボから、サンショの実のようなニオイのする白い液体を出して外敵を追っ払いまして・・・何と日本に6000万年も前から棲んでいて、生きてる化石とよばれてますが・・・

日本人がサンショに見つけたからサンショウオ・・・なんちゃって・・

ところが人間はこのニオイで苦労してまして・・オジサンの加齢臭が一頃槍玉に上がりましたが、女性も大変でして、かの有名なマリー・アントワネットも体の臭いをごまかすのに苦労した一人で・・

当時はフロどころかシャワーを浴びる習慣も無かったので、かなり「ニオイ」まして、そのうえ肉食文化でしたから、よけいに「ニオイ」も強烈で・・・

その頃のフランスの貴婦人たちはスカート巾の広いドレスを着てましたが、それに秘密がありまして・・・ペチコートというのを下着で附けていて、スカートの裾を広く見せてまして・・・

で、ペチコートがその時代はハリガネで出来ていて、そのハリガネに良い「ニオイ」のする香木を吊るして、強い体臭を消していたのですが・・・

ある時、イタズラで、ペチコートの中にカナリアを入れた鳥かごをぶら下げたところ、あまりのひどい体臭に、鳥が死んじゃいまして・・・ここからトリコロスと言う日本語が生まれ、それがナマッてトリコロールというフランス語が出来たとか・・・ま、嘘ですけど・・・

で、ヨーロッパで発達した香水は、この体の臭い消しでして、ですから私も自分の体臭には気をつけてまして・・・廻りに迷惑をかけないよう清潔を保つ為、半年に一度はフロに入ってまして・・・

そこへ行くと、植物の「カオリ」は良いものが多く・・・この良い「カオリ」で鳥や昆虫を呼んで、ハンショクの為に種や花粉を運んでもらう必要があるからで、ですから女性の付ける香水も植物の香りが多いのも頷ける話で・・・

確かに植物の出す香りは人々の心を和ませたり、気持ちを落ち着けたり、色々な効果があると言われてまして、アロマテラピーなんかは、その最もたるもので、ジャスミンは精神を安定させるとか、ローズマリーは頭の働きを良くするとか・・・

私の知り合いで大学受験してる女性も

「そうなの、だから大学の入学試験にそなえてローズマリーをずっと使ってるのよ、オトーサン」

「でも俺はあんまり信用出来ないよ」

「どうして・・ローズマリーは頭の働きを良くするのよ」

「だったらなぜ浪人生活を20年もしてるんだよ、お前もう38だよ!」

 

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

長 寿

 突然ですが・・・

私の事を「化け物だ」という人が多く居まして・・・なんで「化け物」かというと、私の見た目が年齢より若々しく、こんなに美しい顔してるもので、ヤッカミも多分あるんでしょうが・・・中にはもっとひどい悪口を、私に面と向かって言う人も居まして・・・

「お前は現代の光源氏だ」なんて・・・

ホントにうれしい・・イヤ・・まァ、なんですよ・・若く見えても私はこれで結構年取ってまして、とっくに18歳は過ぎてまして・・

実は、「実年齢」と「見た目の年齢」の違いを研究することで、その人の健康度がわかるんじゃないかと考えている学者がいまして・・その先生が研究を始めたキッカケは平均寿命が日本で延びているからでして、何しろ日本の女性の平均寿命は世界で一番長く、男性でも三番目に長いという長寿国ですから・・厚生労働省の資料によると50年後には、女性が90・34歳、男性は83・67歳になるだろう・・・

と言う報告もあるくらいで・・・

ところで「平均寿命」とよく似た言葉で、「平均年齢」というのがありますが、では平均寿命と平均年齢はどう違うのか説明させていただくと、一寸専門的になりますが「平均寿命」と「平均年齢」の違いは、「平均」という言葉が統一された考え方で、後は「寿命」と「年齢」と言葉が違うという言う事でして・・・

ま、「平均寿命」はその年の生まれた0歳児の生き延びる可能性を示したもので、「平均年齢」はまさしく日本人の平均を示した年齢のことで・・ですから日本は世界でも有数な長寿国として知られてますが・・・実は、昔もそう思われていたフシがありまして・・

有名な中国の秦の始皇帝が不老不死の薬を求めて日本に徐福という人を寄こした位ですから・・ま、今も昔も長寿というのは人間の永遠のテーマというわけで・・で・・日本は不思議な国で、日本に来た徐福の墓があるのは当然としても、中国美人の代表の楊貴妃の墓も山陰地方に有りますし、なんと青森県の戸来というところには、キリストの墓もあるくらいで・・伝説の有名人の墓が意外な場所に存在してまして・・

ですから私の祖先なんかも探せばきっと日本の何処かに墓があると私は思ってまして・・・

なにしろ私の母方の祖先は世界三大美人の一人のクレオパトラですから・・・

ま、そのことは置きまして・・

長寿社会というのは分科や経済の発達したいわゆる先進国かと言うと、そうでもなく、自然と同化した素朴な生活の中にあると考えてる研究者も居まして・・

その証拠に、中でも注目を集めている地方がパキスタンのカリマバード北部のフンザ地方で、この山深い村人の長寿ぶりはハンパじゃなく、100歳以上の人達がゴロゴロ居て、しかも元気に働いて、普通の生活をしてまして・・・

中には100歳超えて若返ってしまって、今迄歯が全部抜けてたのに突然、赤ん坊の時にはえる乳歯といわれる歯が生えてきた人も居まして・・

只、困ったことにその人は乳歯が生えたのは良いのですが、言葉も話せなくなって、何を言うにも

「オギャ、オギャ」と言ってるという、

マコトシヤカなヨタ話が伝わてまして・・・

 

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

田んぼ

 突然ですが・・・

都会に自然がなくなって、久しくなりまして・・・私がオボッチャマだった頃は、一歩家を出ると、ソコ・ココに原っぱと言われる空き地があったものでして・・・子供たちの天国で、男の子がトンボやバッタを追いかけて捕まえたり、女の子がチョーチョを追いかけて捕まえたり、私も女の子を追いかけて、女の子のスカートまくって、お巡りさんに捕まったり、ともかく健全で楽しい思いをしたもので・・・

現代の都会っ子はそう言う体験がなかなか出来ないのが現状で・・泥んこになって遊ぶという子供を先ず見かけませんから・・・

聞くところによると、転んで足が泥だらけになっても、自分で足を洗えない子供も多いそうで・・・

自分で足を洗ったことがないといえば、私もそうで・・何しろ私の子供時代はオボッチャマでしたから、私、担当の女中が三人居て、私の顔を洗う係が第一の女中で、手を洗うのが第二の女中で・・・足を洗うのが第三の女中の仕事でしたから洗った事がありませんで・・・

今だって私は顔はもとより、手も足も洗ったことが無いですから・・・水道代が払えないので、水道止められちゃって、洗いたくても洗えないので・・・

ま、やっぱり子供はスマホのゲームも良いけど、自然の中でノビノビと遊ぶことも大切で・・そのような考えで、民間団体や個人が中心になって「田んぼの学校」というのが全国に現在約1000校程有ると言われてまして・・農薬を使わなかった頃の「田んぼ」は、自然が豊かに息づいていた場所で、様々な生き物が見られたもので・・・

中でも「メダカ」は「田んぼ」と切っても切れない存在で・・・ちなみに学問的分野からアカデミックに言うと「メダカ」は「広いヒレを持った稲の魚」と表現されてまして、カエルはアカデミックに言うと「オタマジャクシがナマズになりそこねたナレのハテ」・・・で、私をアカデミックに言うと「あまりに美しすぎる顔立ちが邪魔をした悲劇的人物」・・・

ま、そのような訳で、「田んぼ」は生き物の小宇宙だという学者もいるくらいでして、特に「田んぼ」といえば、すぐに想い起こすのがカエルでして・・ところで、このカエルは種類によって卵を産む時期が違ってまして、冬「田んぼ」に水を張るとすぐに卵を産むのがアカガエルで、春過ぎて田植えが終わった頃に卵を産むのがアオガエルで、いつになっても全く卵を産まないのがアキレカエルで・・・

一般的にもカエルが沢山卵を産む「田んぼ」は健康な「田んぼ」と言えまして・・・そういう「田んぼ」に子供たちを連れて行くと、始めは恐る恐る泥の中に入っていった子供たちが、カエルやザリガニやドジョウを捕まえているうちにイキイキとした目になっていくそうでして・・

子供ばかりでなく、その「田んぼ」の持ち主の農家の男性の目もイキイキしていたので聞いたら、

子供たちを連れてきたボランティアの女性と晴れて婚約したんだとかで・・・

で、私も嫁さん探しの目的で、あるボランティア団体に参加したところ、

その団体の名前が「オヤジの会」でした。

 

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

昼飯

 突然ですが・・・

実は私は昼飯を食べるのに、とても毎日苦労してまして・・と、言うのも私は「清く、正しく、美しく、されど貧しく」生活しているので、自分で金を出して昼食を食べることができないので・・・仕事がろくすっぽ無いと言うのは、常に金に困っているというわけで・・・ですから昼時になると、手当たりしだいに知人を捕まえては、昼飯をたかって食べさせてもらう毎日なので・・近頃では昼飯時になると、私の知ってる人が皆いなくなってしまい、結果、昼飯をたかる人を見つけるのに命がけでして・・・

本当にこんな苦労するくらいなら昼飯を食べる習慣のない国に行きたいものだと常々思ってまして・・

実は日本の食習慣では、その昔、1日二食で朝は「そこそこに食べて、夕食にしっかり食べる」という具合で、昼食を食べる習慣は全く無かったとかで・・・今の様に三食食べるようになったのは江戸時代中頃のことで・・西暦1650年くらいからだそうで、その当時、江戸に地方から大工や左官とか、いろんな職人が多く集まって働くようになって、夕食までの間にどうしても腹が減るので、小腹を満たすために軽くソバやウドンなどを食べたのが、日本で昼食を取る習慣の始まりで・・

 

で、ヨーロッパの方では、どうかというと、ヨーロッパではかつて、朝食はとらなくて、そのかわり昼食をタップリとって、夕食はごく軽く食べるという生活習慣だったとかで・・なにしろヨーロッパの人々は、昼食にフルコースを二時間もかけて食べるそうですから、日本の昼食とはえらい違いで・・・

日本では昼食にかける時間は、サラリーマンの場合平均24分、立ち喰いソバですと平均8分という短さで・・・

実は私の昼食時間はヨーロッパ並に平均二時間はたっぷりかかりまして、

 

ところで私のエキゾチックなウツクシイ顔には、ヨーロッパ貴族の美しい女性の血が流れてまして・・

何を隠そう私の遠い祖先はフランスのルイ16世王妃マリー・アントワネットの母親でオーストリアの女帝、マリア・テレジアですから・・その為、一寸日本人離れした私のヨーロッパ的ノーブルなウツクシイ顔に、日本の女性がこぞって酔い痴れているわけでして・・・ですから当然、私の昼食時間もヨーロッパナイズされてますから二時間から二時間半かかりまして・・・

なにしろ、昼飯時になると、私にたかられるのがいやで、皆、逃げ廻ってまして・・私の方は、全く金が無いので、朝食と夜飯が抜きですから・・・

貧乏はしたくないもので・・・

私も必死でしかも一人にたかっても腹一杯にならないので、最低三人捕まえて、昼食をたからないと、生きていけない状態なので、私は死に物狂いで知っている人を探しますが、相手の知人も必死で逃げ廻ってる始末で・・

この時間が二時間から二時間半かかるのが現実で・・・この調子だと、私の昼食時間はやがて、三時間を超えてしまいそうで・・・

昼時になると知ってる人がパタッと私の身の回りから消えてしまうもので・・・

 

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

うま味

 突然ですが・・・

人間の舌にはいろんな味を感じる味覚のツボというのがあるそうで・・

そこで甘みや塩見・・からみの事で・・酸味・・苦味、うまみの五種類の味を感じてるわけで・・
この中で、甘みや塩見はエネルギーの源の糖分やミネラルがあることを知るセンサの役をしているとかで・・・

酸味や苦味は体に害があるかもしれないと警告としての意味を持つセンサの役どころとかで・・

では、うまみは何の役に立っているのかというのが、なかなか解らなくて・・・
味とはなんぞやと大学などでも盛んに研究されてまして・・

そう言えば謎めいた人にも味という言葉を使ったりしますが・・・「深味」があるとか、
「キレ味」がするどい・・とか、「スゴ味」があるとか・・・

私の友人で「私は味のある人間と言われるように生きている」といってるのがいまして・・
・確かにその友人はまわりから味と言う言葉を使われてまして・・・「アイツはイヤ味なやつだ!」なんて・・・、


ところで、旨味成分の一つとして有名なグルタミン酸は1908年に発見されてまして・・コンブに多く含まれているのは有名な話で・・このグルタミン酸の発見のキッカケになったのが、北海道の羅臼でコンブ漁をしていた漁師が腹が減ったので、ラーメンを食べようと思った特、真水がなかったので、コンブをとっていた海の水を使ったところ、塩気も味も良かった事がキッカケで、コンブのうまみ成分のグルタミン酸が発見されたという、まるで口から出まかせのようなデタラメな話があって・・・事実、この話は口から出まかせのデタラメでして・・

また、うま味成分として知られるイノシン酸は1913年、グアニル酸は1957年に発見されまして・・で、グルタミン酸はコンブ、イノシン酸はかつお節、グアニル酸はシイタケに多く含まれている事は有名で・・・面白い事にグルタミン酸はタンパク質が分解した時の成分でイノシン酸とグアニル酸は生物の細胞が分解した時の成分でして・・・

つまり分解・・こわれると味が出るということで・・そう言えば人間でも顔がこわれている人の事を味のある顔と言ったりして・・ちなみにアタシみたいにコワレてない顔の場合は、味のある顔とは言いませんで・・・とてつもなくウツクシイ顔と言いまして・・・

ところで、うまみは何のために感じるのかという研究を元東大の先生がズーと続けてきて・・うま味研究の第一人者と言われる人の結論が・・

「よく解らない、もう止めた・・ダメダ!」だとかで・・でもうまみを追求していくと、自然のバランスがとれた食事に行き着くとか・・これは人間が生きていくために持った感覚だろうと言ってますが・・味の解明は人類の永遠の謎だという研究者もいるそうで・・

で、私の友人で味と名のつくものは、全て自分の舌でナメて確かめるクセのある男がいまして、そのあげく、この間、とんでもない目に逢いまして・・

花ガラのブラジャーして、ピンクのドレスを着た味川さんと名乗る人の顔をナメたからで・・

その味川さんは女装した男性でした・・

 

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

台風

 突然ですが・・・

天気予報の気圧の単位といえば、以前はミリバールを使っていましたが。今ではヘクトパスカルを使っています。ヘクトパスカルって何だ・・と調べたところ、解り易く言うと、つまりヘクトがパスカルだということだとかで・・このヘクトパスカルという単位は1979年の世界気象機関第8回世界気象会議で、気圧の単位にすると決められて、日本もそれにならって1992年12月1日から使うようになったといいますが・・・こう言う大事な事はもっと国民に情報開示してコンセンサスをとるべきで・・・まさにこれなんかお役所仕事の最たるもの・・だから気象庁に電話して、文句を言いまして・・・国民を代表しまして・・

「こういうのをお役所仕事と言うんだよ・・・この件に関して気象庁はどう思ってんだ!」

「そう言われても私はお天気の事、全然解らないんです」

「又・・責任逃れ言って・・・あんた気象庁に居るんだろ!」

「気象庁にはいますけど、私、社員食堂のコックですから・・」

で・・おいしいネギラーメンの作り方を教わって、この電話は切れまして・・


こういったお役所仕事の例はアメリカでも有るようで・・・アメリカでは台風・・正しくはハリケーンですが・・・女性の名前がニックネームに使われてますが・・・これなんかがまさにそうだという事でして・・・1875年6月18日10時30分、ワシントンのパンアメリカン・コンベンションホールで、アメリカの中から天気の専門家が集まって、「第一回全米気象学会、天気予測報道関係者団体合同研究発表 全体会費総合戦略作戦秘密会議」というワケのわからない名称の会議が開かれ、第一日目は合同会費、二日目は分科会が行われまして・・・

で、その会議を取り仕切っていたのが気象災害予測局長官のミスター・ユーカンという人で・・・この人が大変な恐妻家で、女房が暴れだすと手に負えない・・・ハリケーンも暴れだすと手に負えない・・・女房もハリケーンも同じだ・・だからハリケーンのニックネームは女性の名前にする・・・と、鶴の一声で決まってしまいまして・・

で、この会議の時間が15秒、アメリカ憲政史上最も短い重要会議として、今だに語り草になってるそうで・・・その伝統がいまだに続いていまして・・このニックネームの付け方もアルファベットのAで始まる名前でアリス、次がBでベティ、次がCでキャサリン、次がDでドナルドダック・・・次々につけていきまして・・・


日本では台風には号をつけますが・・・一号・・三号・・五号とか、私なんかは日本の台風のイメージは強い女性・・カカァ天下とカラッ風・・の感じで・・そう思ってたらナヨナヨした女の声で・・

「あら台風だってヤワなのもいるのよ・・特にアタシなんか、日陰の身だから・・・」

「台風にヒナタの身も日陰の身も無いだろう・・あんた台風何号?一号・・三号?!」

「二号・・さん・・日陰の身・・ウヒウヒ・・」

皆さん台風には十分気をつけましょう・・・

 

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

見直し

 突然ですが・・・

悪いと思う生活習慣を見直したいと考えている人に、厚生労働省のある部署が、アンケート調査をしたところ、見直したい事の

第一位が「煙草を止めたい」、

第二位が「酒を止めたい」

第三位が「運動不足を解消したい」

と続きまして・・・・

ランク外に「女性にだらしないのを直したい」

 

という変なのもあったそうで・・このアンケート調査ランクの一位と二位と番外の女性問題が私にとって悩みの種でして・・で、

「禁酒・禁煙・女性を近づけない」をモットーに、先ず煙草を買うのを止めまして・・・もう半年、それまではチェーンスモーカーで煙草をたくさん買っていましたが、今では全く一本も買っていません・・・もっぱら他人にたかって煙草を吸っていますが・・・

次に禁酒の方で・・こちらも仕事がなくて金もないから、他人にたかって酒を飲んでましたが、煙草ばかりか酒までたかられてはたまらないと、皆、私を遠ざけまして、おかげで禁酒・禁煙の二つは見事に成功しまして・・で、

最後の女性・・・これが問題・・私は身の回りに女性を一人も近づけたくないのですが・・何しろこのウツクシイ顔ですから・・・私は女性達から逃げたいのに、女性達の方で放っとかない・・・

ある外国のジャーナリストが私のモナリザの様な笑顔を見て「レディキラーだ」「女殺しだ」と言ってましたが、私にそんなつもりは無いのですが、私が女性の手を握って軽く微笑むだけで、バタバタと失神して倒れまして・・・この間もあるイベントで女性だけ対象にした握手会をしたところ、驚いた事に800人も集まりまして、私が握手して微笑んだら、なんと800人全員、失心して倒れまして・・・ここから出たのが嘘八百という言葉で・・・。

 

ところで悪いと思う生活習慣を直すトレーニング法がありまして「目的を持って計画を立て、実行することで、前頭葉が活性化して、ポジティブな発想が生まれて、悪い生活習慣が改善されれば、体調が良くなる!自信がつく!頭もスッキリする!ストレスから開放される・・・」と言うプラスイメージが脳を活発にさせ、その結果悪い生活習慣が、あらためられるというわけだそうで・・・でも、それで駄目な人は健康な精神の指導に実績のある、カウンセラーに相談するのが良いと言われてますが、私の知り合いが、悪い生活習慣の改善にすばらしい能力を発揮する事で有名なカウンセラーに相談に行き、それまで何度もチャレンジして、失敗を繰り返していた禁酒・禁煙に見事成功したと聞いて、私も

「禁煙・禁酒そして女性を近づけない」の、この三つを相談しに行って、なんとか悪い生活習慣を改善したいと言いましたら、その先生は開口一番

「先ず目を閉じて、人生で一番楽しかったことを思い出してください」というので、その通りいしまして・・・

で、その結果は、煙草と酒の楽しさを思い出し、禁煙・禁酒に失敗・・・にっこり笑って握手して女性がバタバタ失心して倒れる様子を見る快感に溺れて、私の生活は今まで通り悪い生活習慣がいまだに続いています。

 

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

炭素の夏

 突然ですが・・・

「炭素の夏」という言葉がありまして、これは地球温暖化の事を表現しているのですが・・・温暖化で北極の氷が溶けて、このまま温暖化が進むと北極の氷が50年後にはいまの三分の一になってしまうとかで・・・で、北極に住んでいる動物の生態系に悪い影響が出ると言われてまして・・・ある動物学者が

 

「だから私は、その時のために白いペンキを買い込んでるんですよ、やがて北極にいるシロクマがヒグマになっちゃったら、ヒグマの体にペンキを塗ってシロクマに戻してやらなくちゃいけないと思って・・・」

 

 何か勘違いなこと言ってましたが・・・で、地球温暖化は「地球の息」と「文化の息」のバランスが崩れたから起きていると言われてまして、「地球の息」というのは陸上の生きている動物が吐き出す二酸化炭素のことで、その生き物から吐き出される二酸化炭素の量は一年間でおよそ1200億トンだとかで・・・ある温暖化対策に関わる人が私に、

 

「君は息をどうしてる?」

「吸って吐いてますよ」

「酸素を吸って炭酸ガスを吐いているんだから、君は地球温暖化の重要犯人の一人だ!だから君は地球の敵!日本の恥!死ね!・・・。その点私の呼吸の仕方は違う・・立派なもんだ」

「どう違うんで?」

「私の場合は、炭酸ガスを吸って、酸素を吐き出しているから、世間から人間葉緑素だと言われ、ソンケイされている存在だ・・」

 

・・口から出まかせ言ってましたが、

もうひとつの息「文化の息」というのは、現代文明が石油や石炭などの化石燃料を燃やして出すCO2、つまり二酸化炭素の事で・・この「文化の息」のだす二酸化炭素の量は、およそ一年間に60億トンと言われてまして、それが何十年も積もり積もって、コンニチの地球温暖化をもたらしたわけで・・

 

「そうなんですよ、ですから文化生活そのものを止めて、もっと野生動物に近い生き方を人間はすべきだと思うんですよ・・つまるところ「文化の息」の問題はエネルギー問題でもあるから・・・」

 

そう言って原始人と同じ様な生活を始めた人がいまして・・・

 

「それで動物の毛皮着て、手にこん棒持ってるんですか・・・」

「ええ、住んでる所も洞穴です」

「テッテイしてますね」

「これくらいやらないと、地球温暖化は止められませんから」

「で、お仕事は?」

「地球温暖化防止キャンペーンとして、クロマニョン人・ネアンデルタール人・北京原人の三人と組んで「トリオロス原始人プラスワン」というグループで見世物をやってます・・・・ネ、・・仕事チョウダイ」

 

バカバカしい限りでして・・・・

国連の環境問題に関する報告書によりますと、18世紀の産業革命以後、大気中の二酸化炭素の量は、それ以前の時代より三割も増えているとか・・・

それに現代の東京も江戸時代の終わりの頃より、およそ平均気温が三度も高くなっているj そうでして・・・

 

「それで私たちも困ってるのよ、出るに出られなくて・・・江戸時代はユカタビラ着て出てたけど、現代の東京は暑くて、ユカタビラも着てられないし・・・かと言ってスッパダカじゃ恥ずかしくて・・え?わたし・・・夏の風物詩・柳の下に出る女の幽霊・・」

 

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

健康生活

 突然ですが・・・

イソップの有名な童話に「都会のネズミと田舎のネズミ」というのがありますが、いま都会にいるネズミがメタボリックシンドロームだそうで・・その原因がレストランや飲食店等食堂から出る残飯を毎日食べてるからで、残飯と言ったって肉など使った栄養たっぷりのカロリーの高いものだからブクブク、ネズミが太っちゃいまして、その結果ネズミのくせに高血圧や糖尿病になったり、食道ガンになるものもいまして・・食堂の残飯食べてガンになれば、これが本当のショクドウガン・・なんちゃって。

人間にとっての健康生活の三原則というのが、運動、休養、粗食と言われてますが、その点じゃ私なんか健康生活そのもの、ろくに仕事がないから休養タップリ、だから金も無いので粗末なものしか食べられない、ヒマで金も無いので、そこらを歩き廻って時間をつぶしてるから、それが運動になってるわけで・・。で、その歩き廻ってる時間に何してるかと言うと、一心不乱に落語の勉強してまして・・、その結果落語がメキメキ上達しまして、やがては名人上手と言われるようになると巷で言われているというデタラメな噂を流してる奴がいまして・・・その噂流してる奴は誰かというと、私でして・・・

そんな貧乏暮らしをしてるものですから、うちの天井裏に居るネズミは幸せで、カロリーの高い残飯なんかまったくでないから、みんなスリムな体してまして、食道ガンところか、腸尿病や高血圧になるネズミは一匹もいませんで・・そのかわり栄養失調で餓死するネズミがチョコチョコいますが・・・。

 

ところで、遺伝子学的に言うと本来人間は120歳まで生きられる動物なんだとかで、じゃ、なんで120歳まで生きられないのかというと、生きているうえでの毎日のストレスや運動不足、それに偏った食生活等が原因となって自分から寿命を縮めているんだそうで・・・

国立ガンセンター予防研究部という所のデータによりますと、先に述べました、三つの原因要素の他に、タバコの吸い過ぎ、酒の飲み過ぎもいけないそうで、成人病の中でもガンになる確率が高くなると発表してまして・・。

また、ある大学の生活科学の先生の研究によりますと、悪い生活習慣のつけは20年後に来ると言われています。私の友人も20年ほど前の悪い生活習慣でひどい目にあった男がいまして、ある日突然その男の家に、20歳の娘が現れて・・・「オトーサン」と言って住みついちゃいまして・・それが原因で20年前の浮気がばれて嫁さんに離婚されたのがいましたが・・・

それはさておき、国立ガンセンターによると、1日540グラムの野菜や果物を食べ続けると成人病になるリスクが減るとかで、この話を聞いた7人家族が全員、健康で長生きを目指して1日540グラムの野菜と果物を7人で食べ続けまして、その家族は客に売る品物を売らないで家族で食べつくしてしまい、収入ゼロ・・その家族の商売は八百屋でした。

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

モナリザ

 突然ですが・・・

世界中の誰もが知っていると言われる、レオナルド・ダ・ビンチの描いた名画の「モナリザ」には、三つの謎があると言われていまして・・・一つは誰がモデルかという謎、二つ目はあの微笑みは何を意味するのかという謎、で、三つ目はモデルの女性がなぜ黒いドレスを着ているのか?という謎・・・・

 この謎解きに挑戦したのがイタリアの著名な美術史研究家のアルフェリーノ・デル・ビアンコで、第一の謎のモデルについては、以前からの噂としてモナリザのモデルは、リザ・ディーラ・ジョコンド夫人ではないかと言われてましたが、20世紀に入って、美術史学に実証主義といういのが登場して、謎のラビリンスが始まりまして、この実証主義というのは確かな証拠が必要という考え方で・・・それからモデル捜しが始まりまして、フランスのマントヴァ侯夫人のイザベッラ・デス婦人ではなか・・とか、ナポレオンの愛人だったジョセフィーヌかも・・とか、すごいのになると、モナリザは「モナ」と「リザ」の双子で、その両方の良いとこどりした絵だとか・・作者のレオナルド・ダ・ビンチが自分の顔を鏡で見ながら描いた自画像だとかいろいろで・・・それも2005年にドイツのハイデルベルク大学附図書館で発見された資料で通説通り、モデルはリザ・ディーラ・ジョコンド夫人と判明しまして、

 で、第二の微笑みの意味の謎についても、いろいろありまして、その事でイタリアの帰属が決闘したという話があります。一人の貴族があの微笑みはジョコンド夫人がバカ笑いした後の微笑みだと言ったのに対して、もう一人の貴族があの微笑みは、これからバカ笑いをするという前の微笑みだと対立して、二人は取っ組み合いの喧嘩なりまして、その時丁度近くをチンドン屋が通って、三拍子のリズムで音楽を演奏したところ、取っ組み合いをしていた二人の貴族が思わず、三拍子のリズムに乗って、つかみ合って動きまして、その様子がまるでダンスを踊ってるように見えたのが、帰属仲間に広まり、ワルツというダンスが生まれたと言われてまして・・・ちなみにその時のチンドン屋が後にワルツ王と呼ばれた、ヨハン・シュトラウスでして・・

 確かにモナリザの絵を見つめていると引き込まれそうになりますが・・・その秘密はモナリザの目に描かれている瞳の位置にあると言われてまして・・・絵の前に立ってモナリザを見てると、モナリザに自分が見つめられてるように感じられまして・・・

 この神秘的画法を日本では「神秘的眼球的位置幻覚絵画技術法」と美術大学では言ってまして、これをイタリア語では・・これは、・・・またの機会にしますが・・・、で、モナリザの第三の謎・・なぜ黒いドレスを着ているのか・・・・これにもいくつかの説がありまして、夫人が若いツバメと浮気していて夫に対する心はもう死んでいるというメッセージだと言う説や、もともと白かったのが長年着ているうちに汚れて黒くなった・・とか・・・、

 現在最も有力な説は、裸ではヌードモデルになってしまうから着ただけ・・で・・・

 

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

少子化

 突然ですが・・・

4400万という数字が話題になった事がありまして、実はこのまま少子化が進むと、100年後の日本の人口が4400万人になるという数字で・・・

 で、人口問題の専門家の教授に聞いたところ、その先生が言うには、

「日本の人口が100年後に3分の1になるという事で、つまり100年後は一人当たりの国土の使用量が3倍になるわけだ・・・ 今、お前は四畳半のボロアパートに暮らしているが、100年後に生まれていれば四畳半を三部屋使ったボロアパートに住めたんだ、おしかったな」

 ・・・ま、そう言った話では無く、人口が減るという事は、国力が落ちると言うことで・・・放っとけないので、私は考えまして・・なにしろ私は世間から少子化問題の美しきエキスパートと言われてますから、美しきというのは、当然私のこの顔の事でして・・・

私の少子化対策「三本の矢」の一つが、子供を一人産むたびに国が一律一億円の祝金を出せばジャンジャン子供が増える・・というもので、で・・・これは、そんな事したら国が破産すると言うのでダメで、

 二の矢が、子供10人産んだ女性は無条件で国会議員にする・・・これも子供産んだことの無い女性の国会議員に差別だと反対されてダメで、

 三本目の矢は、子供を一度に30人以上産んだ女性を人間国宝に認定するというもので・・・これも人間の女性はブタじゃないと、全国養豚連合会婦人部の反対で潰れまして・・・

 

少子化をくい止めるには、子育てと仕事が両立できる国家的支援が必要でして・・・これには先例がありまして、かつて、少子化で苦しんでいたフランスとスェーデンがその対策に、今、日本が少子化対策にかけている年間予算の4倍も金をかけて、少子化を止めた事例がありまして・・・要は国の取り組みしだいというわけで・・・

 「道路特定財源」というのがあるのだから「少子化対策特定財源」という発想を持つべきだという、国会議員の発言も出てきたりしまして、又、仕事をしながら子育てをする女性を支援するために、色々な保育サービスを充実させる目的で、およそ2.4兆円を投入する構想もあるとかで・・国もやっと重い腰を上げ始めたようでして・・

 で、子育てと仕事の両立支援対策にいいアイデアのある人を紹介されまして・・そのアイデアを聞いたところ、

「これ程子供を育てることと仕事の両立にピッタリのアイデアはないと思うけど・・・それは、子供を育ててる人は全員保育士になってもらって保育所で働いてもらえば一石二鳥、これで子育てと仕事の両立が出来るから・・・ これ、天才的アイデアだと思うでしょ」

 

ま、放っといて、でも希望もありまして、若い世代の九割は結婚して平均二人以上の子供を持ちたいと考えているというアンケート調査がありまして・・・

「それは私と同じだ」

「でも、あなたはもう80歳でしょ、子供を持つ歳じゃないでしょう」

「子供じゃないよ、私が二人持ちたいのは若い女の娘・・妾にできたら最高・・・」

 何が若い妾か・・・女房に二十年前に逃げられて一人暮らしのくせ・・・

 

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

生命の連鎖

 突然ですが・・・

4万という数字には、深い思い入れが私にはありまして・・・4万とい言うのは私が毎月本を買っている金額が4万円・・信じられない人も多いと思いますが・・私ほどの教養と知識とそして、この驚く程の美しい顔を保つためは、当然の投資でして・・

 どんな本を買っているのかというと、デカルトやカント、ショーペンハウエルといった人達の哲学書がメイン読書で・・・人生を深く考える・・・

 これが私の生き方で・・つい最近もニイチェの本を読みまして、ニイチェの幻の名著・・・これは世界中に一冊も残っていないのではないかと言われていたのをやっと古本屋で見つけまして・・買いまして、天にも昇る気持ちで読みました。さすがニイチェ、素晴らしい哲学的文言集でして・・タイトルは「ニイチェは語る・吾輩は豚である」・・・これを読んで人生の深みが見事にイイカゲンに書かれていたので著者の名前を良く見たら、ニイチェじゃなくて、ニイチュというインチキ本でして・・・

 実は4万という数字は、今地球上で毎年4万種類の生物が絶滅しているという数字でして・・・

 この原因が自然破壊によるものでして・・・で、生物を絶滅させているのが森林の伐採で・・・

 アマゾン川流域だけで、毎年北海道の知床半島と同じ広さが失われていると言われてまして・・

「特に森林の土の中にいるカビや細菌類の保護も大切でね」と、微生物研究の第一人者の大学教授が話してくれまして・・・

「微生物はとても人間に役立っていてね、ま、人間の微生物と言われている君は何の役にもたってないが・・青カビから結核の薬ができたように、これからも微生物から人間の役に立つ薬が作られるかも知れないし・・微生物から若返りの特効薬なんか出来たら大変だから・・・この私が30も若返ってみなさいよ、娘が放っておかないよ・・・・とっかえひっかえ若い娘と浮名を流してもう・・・想像しただけでもたまらない・・・」

 こういう下らない事を聞かされてる私の方が、よっぽどたまらない話で・・・

 これが本当の大学の先生かと思うと情けない限りで・・・なにしろ地球全体で毎年730ヘクタールの森林が失われているそうで・・・そこから国際的なスケールで「生物多様性保全」という取り組みが始まりまして、その主なテーマが森林の保全ということでして・・

 「なにしろ森林を守るのと同時に、今問題となっている温暖化による二酸化炭素の吸収にも役立つという考え方だ・・・それと私が長年言い続いているのは「保全策世界目標」という考え方で、おかげで世界は私の事を「保全策世界目標」のブリリアン・アンジェロ・・・つまり輝く天使といわれているんだ・・地球は全ての生命の連鎖で存在しているのだから、様々な多くの種類の生命が存在していることが大切なんだ、失われていい生物何もない・・・この地球上で失われていい生物はお前だけだ!」

・・・何とでも行ってください・・・

 

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まぼろし亭ふぁんと魔でした

惚れ薬

 突然ですが・・・

世に美しい悪女というカテゴリーがありますが、フランスのモンテスパン夫人がその代表選手の一人でして・・・れっきとした貴族の夫人なのに、時のフランス国王のルイ14世の愛人になって、なんと国王の子供を7人も産んで、しかも夫の貴族とは離婚しなかったという女性で・・

 このモンテスパン夫人は権力欲が並外れて強く、国王を一人占めしようとして、国王の他の愛人はもとより、王妃のマリーテレーズまで、殺そうとしたとんでもない悪女で、殺しの方法に選んだのが、当時パリで流行っていた魔術・・・

 ちなみに、この魔術には「白魔術」と「黒魔術」とありまして・・・で、この「白魔術」と「黒魔術」はどう違うかと言うと、くわしい説明は長くなるので、解りやすく、かみくだいて、手短かに説明しますと、「白魔術」は「白い魔術」で「黒魔術」は「黒い魔術」でして・・・この様に両方の魔術には大きな違いがあります。

 

 そもそも魔術というのはタロットカードの占いから発達したものと言われてますが、段々怪しげになって、しまいに人を呪い殺す黒ミサをするようになっていったんだとかで・・・で、その黒ミサをする女性を魔女と呼んだのだといわれてますが・・でも、魔女・・この言葉にはミステリアスな魅力的響きがあるようで・・・魔女だから良いんで男だとこうはいかない・・・マオトコ・・なんか他人の女房を狙ってるような感じがあったりして・・・この「黒魔術」にすっかりハマったのが先のモンテスパン夫人で・・・

 夫のある身でありながら王妃の座まで狙いまして・・・「黒ミサ」の呪いだけでは無く、魔術師に毒薬まで作らせて、国王の愛人を何人も人知れず、あの世に送ったと言われてますが・・・

 ところで、「黒魔術」では、毒薬ばかりでなく、媚薬・・・つまりホレ薬も作ってまして・・・

 ホレ薬といえば日本では、イモリの黒焼きが知られてますが、フランスのホレ薬は春先にメスに抱きついている二匹のオスのカエルを捕って、日干しにして、粉にしたものを目指す相手にホンの少しコッソリ食べさせるだけで、効き目があると言われてまして・・

 このホレ薬をフランスと地続きのスペインで十字軍の騎士だった男が片思いの女性になんとかホレ薬で、その女性を自分のものにしたいと、魔術師からホレ薬を高い金を払って、買ったまでは良かったのですが、その日は暑かったので汗を拭こうとして、ポケットからハンカチを取り出した時、あたまってホレ薬を落してしまいまして・・・それを近くにいたメスの牛が食べちゃったからもう大変・・・

 メス牛の両目が赤いハート型になったかと思うと、その十字軍の騎士にホレてしまい追っかけてきまして・・・

 始めは逃げていた騎士が牛に追い詰められて、ヤブレカブレになった騎士が剣を抜いて、そのメス牛を突き倒した・・

 これがキッカケでスペインの闘牛が生まれたという伝説がありまして・・・

 

 

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まぼろし亭ふぁんと魔でした

症候群

 突然ですが・・・

なんとか症候群と言った様な、症候群というの言葉を良く耳にしまして・・・

 この症候群というのは病気一歩手前の状態を現す医学用語だそうで・・今ではギャンブル症候群とかブランド症候群とか広く一般的に使われていますが・・

 私の場合は女性恐怖症候群で・・・女達がキャーキャー言いながら私にたかって来まして、このウツクシイ私の顔とそこはかとなく漂よう男の色気と、スリムな体が魅力で、写真に撮られるたわ、サインをせがまれるわ・・で大変で・・・でも女性も中年を過ぎるとすごいもので・・強引に私の体に触って

「あら、ヤダ・・生きてる」

なんてノタマワリまして・・・私は化石じゃない・・・

私の友人で男なんですが、36歳にもなるのにコスプレ症候群にハマってるのがいまして、長いお下げ髪をハナリボンで蝶々結びして、男のくせに一昔前のフランス人形みたいなワンピースを着て、赤いタイツに白いエナメルの靴履いて、真っ赤な口紅をベッタリ付けて、夜な夜な街を歩き回っているのがいまして・・・そいつのヒゲが濃い・・・

 すごい髭面で真っ赤な口紅をベッタリつけた顔を想像しただけで、とてもこの世のものと思えないくらいで・・・でも後姿見ただけでは、スッキリした女性に見えるので、中にはナンパしようとする男達もいて、後から追いかけて、その友人の前に行って顔を見た途

端に、男の毒気にあたって、皆バタバタ気絶してしまいまして・・・

 この間なんか、この男の顔を見て、オス犬が気絶しましたから・・・

 ま、なんといっても今、話題になっている症候群は、内臓脂肪症候群・・俗に言うメタボリックシンドロームで、この内臓脂肪症候群は厄介なことに、薬では治らないとかで・・内蔵に脂肪が沢山付いた状態のことですが、原因は食べ過ぎと運動不足と言われてまして・・その点、私は立派なもので、このスリムな体を見てもらえば解りますが、歩く栄養失調と言われてるくらいで・・・粗食少食を貫かざるを得ない、生活保護一歩手前の生活をしてますので・・・内蔵に脂肪がつくヒマが無い、又、運動不足を解消するには歩くことが一番で、医学的にも体育学的にも歩くというのは、どういう事かと言うと・走るということではないという訳で・・・

 で、一日に歩く目安は7000メートルくらいが良いとかで・・・ちなみに歩幅は身長から1m引いた数字と言われてまして・・つまり、1m70センチの身長の人の歩幅は70

センチと言う事で・・・

 で、私の知り合いで、内臓脂肪症候群の男がいまして、一生懸命歩いたのはいいのですが歩き過ぎて、両方のヒザがガクガクと痛んだので、医者に行ったところ、ヒザの軟骨がサビついていると言われ、サビ止めの機械油を両方のヒザに注入され、かえって調子の悪くなったのがいましたが、その医者の元の仕事が電動自転車のモーターにサビ止めの油を流入することだったそうで・・・

 今、その男はその医者と二人で自転車の修理屋やってるとかで・・・

 

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まぼろし亭ふぁんと魔でした

三すくみ

 突然ですが・・・

「三(さん)スクミ」という言葉がありまして・・この「三スクミ」と言うのは、三つの事柄が、お互い牽制し合って、どれも自由に動けないことを言うものですが、その最も解り易い「三スクミ」が「ジャンケン」で・・で、この「三スクミ」という考え方がどこから始まったのかと言うと、古くは中国の道教を教える「関尹子」という本だそうで・・・

その本の中に、「ナメクジは蛇」を「蛇はカエルを」「カエルはナメクジ」を喰らうというのがありまして・・・そこから「三スクミ」という考え方が始まったと言われていますが・・・

 実は私もこの「三スクミ」の真っ只中に現在いまして、私の場合の「三スクミ」は、私は貧乏してるから「お金」に弱く、金持ちの女性達は、私のこの「ウツクシイ顔」に弱く、お金は「金持ちの女性達」に使われるので、弱いというわけでして、ですから私の「三スクミ」はモロに私の人生に影響を与えてまして、金持ちの女性達に追いかけ回されるので、逃げ回っている時間が長いから仕事で稼いでいるヒマが無い・・・

 おかげで、いつもお金がなくて貧乏生活に追われているという始末でして・・ま、良くあります・・・

「私はお金持ちだから、私と一緒になってくれれば一生あなたにお金の苦労はさせません・・」なんて・・なにしろこのウツクシイ顔した私ですから。

 お金持ちの女性からそれこそ毎日何百人と言われてますが、私も芸に命をかけてる男だからプライドもありますし・・いつも毅然とした態度で、私はこう言ってます、「ヨロシクお願いします」・・・なんちゃって・・・

 ある大学教授が日本人にとって「3」という数字はとても神秘的なものだと言えると話してましたが・・確かに「三種の神器とか「御三家」とか「三役」とかいろいろ言いますが、では、どうしてこの様に、日本には「3」にまつわるものが多いのかと言うと、日本人独特の感性からくるもので、「3」というのは好い加減さの象徴として存在しているのだとで・・・「大か小か」「白か黒か」と二つに分けるより、三つ目を登場させて「大・中・小」「白・灰色・黒」という具合に・・・「ま、いいか・・」と、物事を柔軟に考えることを好む、日本人の国民性に合っているというわけでして・・・

 この私の場合だってそうですから・・私の「頭」が「良い」とか「悪い」とか二つに分けないで、三つ目の「そこそこの良さをしている・・・」と、こう言えば何事も丸く収まりますし、又、私のこの顔だって「ウツクシイ顔じゃない」「ま、程々のウツクシイ顔だ」・・・この二つに分けないで、三つ目に「驚く程のウツクシイ顔だ」という、本当の事をつけ加えることで、世の中の全女性達が納得するわけですから・・・

 また、この大学教授の発表したレポートによりますと、日本人の心は、「おや・まあ・なる程」と思うこの「三つ」で納得すると書かれてまして・・・これが日本人が「3」にこだわる理由だそうで・・・・

 実は私にも「3」にまつわるこだわりがありまして・・・それは私の生活のモットーが「清く、正しく、美しく・・」で、それにもう一つ・・「されど貧しく」・・で・・

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした。

色好み

 突然ですが・・・

「色好みの男」と「女好きの男」と、どう違うのかと言うと、「女好きの男」は自分から手当たり次第に女を追っかける男で「色好みの男」は自分で動かず、女の方から寄って来るのを待つタイプで・・私なんかも女を、待つタイプ・・・じっと待ってまして・・全く寄ってこない・・ ・・まア私の場合は、近づきがたい美しさがあるので仕方がない話で・・・

 

 平安時代の貴族の藤原道長も「色好みの男」で待つタイプ・・女房を二人持って、子供が12人、その他ツマミ食いした女は数知らずで・・この道長は966年から1027年まで生きた人で62年の生涯で・・この時代の庶民の平均寿命は35歳くらいと言われてますので、当時としては長生きで・・・また光源氏が54歳、在原業平が56歳と・・・貴族は長生きしまして・・で・道長の日常はというと、午前中は政をして、午後には女達に文を書いたり届けたり、夜は女の所に忍び込んで行くというのが当たり前の暮らしで、牛引きの童の牛車に乗って

「童よ、良い月であるの・・」

「はい、まん丸の見事な三日月様でほざいます。」

「童よ、良い声で鳴いているのはなんという名前の虫であるか・・」

「茶碗虫と申します・・・」

 かなりいい加減な童で・・・

「うむ、一首出来た・・『この世をば、我が世と思う望月の欠けたることもなしと思えば』」

 まるでこの世は自分のためにあると言わんばかり、一方、宮中の女官の間では清少納言が「枕草子」発表したのがきっかけで女流作家ブームでして、我も我もと物語を発表する女官たちが出る始末で・・

 当時の物語の主人公には必ずモデルがいて、それも本名で登場するので・・「源氏物語」の光源氏はもとより「伊勢物語」の在原業平のように・・

 ですからトラブルも起きたりして、モデルとして書かれた男の貴族が書いた女官に文句を言ったりして・・・

「勝手に俺のことを書かないでくれよ、プライバシーってこともあるし、全く許せない!」

「だったら私の事好きにしていいわよ」

「あのな・・そんなブサイクな顔と体で良く言うよ、それに、あんたは男だっていう噂があるぞ・・・」

「やっぱりバレてた?」

 女に化ける者も出るフィーバーぶりで・・

 ところで大江山の酒呑童子の事件のように、この時代京都には妖怪変化がウヨウヨしていまして、暗い夜道を歩いていると妖怪が現れて「何かヨウカイ」・・なんちゃって・・・

 そこで帝の一条天皇が、平安祈願のため熊野神社に行きまして、その時、帝のカーチャンの中宮彰子・・・あきこと書いて当時はショーシと言ってまして・・その彰子が占い師のサイボクスウシ・・今でいう「細木数子」に占わせ、陰陽師の安倍晴明おはらいをさせまして・・・

 この事を大学時代に研究論文として私は書き上げて、この力作的大論文を大学の教授に提出したところ、教授は真剣に読んでくれまして・・

 読み終わった後の教授の一言が、私にはとても重いものでして・・

「キミ・・明日からもう大学に来なくていいよ」

 

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まぼろし亭ふぁんと魔でした

唾 液

 突然ですが・・・

口の中を潤している唾液・・通称ツバキと言ったりしていますが、この唾液が出なくなる、ドライマウス症になる現代人が多いそうで・・・

 良く口かがカラカラに乾く状態がありますが、それがズーッと続くのがドライマウス症・・・これはもう立派な病気で・・私もドライマウスになったことがありまして・・・病院に行ったところ、担当に医者が美人で若い女医さんで・・・

「唾液の出を良くする薬を出しましょう」

と言ったので、私はなるべく、薬に頼りたくないと思ったので

「他に良い方法はないですか・・?」と聞いたら、

他の人から唾液をもらって飲んでも効果があると言われて・・・

 考えましたよアタシは・・なにせ相手は美人の若い女医さんですから・・・で、

「じゃ先生の唾液を私に口移しで飲ませてください!」

と言ったら、その病院から担架に乗って帰るハメになりまして・・・

 ところで、この唾液の分泌を良くする方法として、食事の時一口30回ぐらい噛むことが効果的だとかで・・・良く噛むことが大切という訳です。

 噛む事で唾液が良く出て来るのだそうでそうが、

日本人の大人が一日平均出せる唾液の量は15リットルあると言われ、よく噛む事で唾液の分泌が続き有効活用されるわけで・・・ちなみに、昭和20年代までの人は、一日三度の食事で1400回くらい噛んでいたのが、今の人は600回くらいと非常に減ってまして、噛む回数が少ない程、現代人のバロメータだとしたらば、私なんかは現代人の先端にいる存在と言えまして、その日によっては一日一回も噛まない事があったりしますから・・・

 仕事がなくて貧乏で食べ物が全くない日もあったりして、食事もできない・・・ま、ともかく、特に現代の若者はヤワラカイ物を好んで食べる傾向があるので、噛まないから顔の筋肉が衰えて老人顔になっているとエライ先生も言ってましたが・・・それに噛むことが少ないから、アゴのエラの骨が退化していると言われてまして・・・この調子で行くと100年後の日本人の顔は細長くなって、犬のダックスフンドのような顔になってしまうという学者もいるくらいで・・・

 又、よく噛んで唾液の分泌をよくすると、唾液の中の消化酵素の中に抗菌作用のある物質があって、口の中の細菌の増殖を抑えて口の粘膜を守ったり若返らせたりする作用もあって、その上、唾液に含まれるリン酸カルシウムが、小さな虫歯なら再石灰化作用で治し

てしまうというわけで・・・唾液は健康のバロメータのひとつと言えまして・・・

 食事の時、よく噛んで食べ、カタイ物もイヤがらずに食べると、強く噛むので顔の筋肉が鍛えられて老人顔にならなくて・・・したがって健康と若さを保つこ

とにつながるわわけで・・・

「そういう訳だから、あんた・・・ハイ、これをよく噛んで顔の筋肉を鍛えて・・唾液をたくさん出して、健康と若さを、いつまでも保ってチョーダイ!」

「だからってカーチャン・・あのな、骨付きカルビの肉の方はお前が全部食べて、オレに骨ばっかりカジらせるな!」

 

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まぼろし亭ふぁんと魔でした

甘 い

突然ですが・・・

「甘い」という言葉には「表」と「裏」がありまして、「裏」のイメージでよく使われるのが「あいつは人間が甘いよ」などと、軽薄な人のことを表現していますが、一方で「表」の表現で使われる最もふさわしい例がありまして、良く私は

「あなたのウツクシイ顔には甘さがあって、そこに私たち全国の女性は強く惹きつけられますの・・・」

なんて本当の事を、いつも耳にタコが出来るほど言われてますが、何はともあれ、人間は甘い事に弱い存在でして・・食べものなどでもそうですが・・・・、

 この甘い味というのは、人間の五感を強く刺激する味覚の一つだとかで、この甘い味を人類に広めた食品が砂糖と言われてます。ある料理研究家が「砂糖」がなければ料理も深い味にはならないと言ってましたが、それは私のこのウツクシイ顔もおなじでして、この顔にソコハカとない甘さがあるから、ウツクシさの上に魅力的な深い味わいがあるわけ

で・・・で・・この人類の食生活を大きく変えた強い甘味食品の砂糖が始めに作られたのは文献によりますと、紀元一世紀頃の始めに北インドで原始的砂糖作りが記録されているそうで・・・

 ところで、砂糖のことを英語で「シュガー」と言いますが、この語源はアラビア語の「甘い」という古い言葉の「スッカル」から来ているとかで・・・では日本語の「砂糖」の語源は何かと言うと、日本で初めて「サトウ」を製造した人が「サトウ」という名前だったのでその人の名前がついて「砂糖」になった・・・と言うのは全くクチから出まかせですが・・・で、本格的に人が砂糖を作り始めたのは、紀元七世紀で、イランやイラク方で砂糖キビから造られ、それが広く人々に使われだし・・・後にヨーロッパに伝わって、シルクロードを通って中国から日本に伝えられたと言われてまして・・・

 でも、期限七世紀頃のアラビアのイランやイラクでは砂糖は調味料というより薬として使われてまして、当時の砂糖買い入れランキングのダントツ一位は医者で、薬として砂糖を患者に調合してボロ儲けする者が多かったと言われてまして、特に医者は甘い職業だっ

たらしく・・・

 中には「砂糖医者」なんて言う者もいて、患者をロクに診療もしないで、患者が「腹が痛い」と言うと「それなら腹痛だ!砂糖飲んどきなさい」と砂糖を患者に売りつけまして・・・また、患者が「足の指がジクジクしてかゆいから水虫みたいだ」と言うと「じゃ水虫だ、砂糖飲んどきな・・・」で、患者が「虫歯が痛い」と言うと「だったら虫歯だろ・・砂糖飲んどけば良いだろ!」・・・と砂糖を渡されまして・・・で、虫歯の患者は薬だと思って、砂糖を飲み続けたおかげで、歯がボロボロになって、あげくに歯が全部抜けて歯なしになってしまいまして・・・

 仕方が無いからその患者が面白いことを話すのを職業にするハナシカになったそうで・・・で、この歯の全く無い状態の人のことを、アラビア語で「スツカル、ラクゴッカ」と言いまして、遠くアラビアから歯の無い人が、面白い話をするという「スツカル ラクゴッカ」の文化が日本に伝わって、日本における今日の落語家という職業が確率したと言われてまして・・

 

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まぼろし亭ふぁんと魔でした

マッサージ

 突然ですが・・・

近頃世界各国の医療機関等で、肌を刺激することは健康に良いと、数多くの論文が発表されてまして・・・それに肌を刺激すると肌そのものが活性化して、若々しい肌型保てるとも言われてますが・・・私なんかもこのウツクシイ顔が、若々しい肌をしていることで有名ですが、ある専門家が私を見て、まるで18歳の若者の肌のようにツヤツヤしていると驚いていましたが、このウツクシイ顔と若々しい肌を保つには、かなりの努力をしていまして、毎朝20分顔の肌をマッサージして刺激を与えてますが・・・肌のマッサージにはよく乾いたタオルを使うのが良いそうですが、私は貧乏でタオルを買う金が無いので、仕方なく両方の手のひらで顔を上下にこすってまして・・・

 

 ドイツのある大学教授は肌を刺激さえすれば使うものは何でも良いと言ってますから、手のひらでこすっても効果があるわけで、その結果がこの顔、この肌というわけですが、その上、手のひらで顔をこすっているおかげで、手のひらのマメがすっかり落ちて、手のひらもツルツルで・・・おかげでこの10年間というもの、手を洗ったことが無いありさまで・・

 

 ところで、この肌を刺激する医療法は、アメリカでは「タッチセラピー」といって立派な医療技術として認定されたまして、未熟児で生まれた赤ん坊に「タッチセラピー」を施すと、運動機能うあ環境適応能力が発達すると言われてます。・・実は私も玉の様なウツクシイ未熟児で生まれたのですが、肌の刺激マッサージを受けたおかげで、こんなに運動機能や環境適応能力が発達した大人に成長できまして・・で、この「タッチセラピー」の効果は他にもいろいろあるとかで、大人の場合ですと血圧が下がったり、心拍数が正常になったり、妊婦の様々なストレスも軽くなったりするそうでして、また刺激する場所によって、今まで知られていたのとは全く違う効果があるという学説が新しく発表されたさそうですが・・この学説を発表したのが、ある大学の若い女性教授で・・その学説によりますと、胸から腹にかけて上から下へ一分間に40回くらいのペースで両手のひらを使ってなで続けると、ホルモンの分泌が良くなるというものなのです・・・

 これが一部学会で話題になりまして・・その話を聞いた、ある新聞社の若い男性の記者がインタビュー記事を書くために、その若い女性教授に取材しに行きまして、その取材中にその若い女性教授の言うことが本当かどうか、その若い男性記者が、やにわにその若い女性教授の胸から腹にかけて一分間40回のペースで、両手でなでまわし続けたところ、絶大な効果がありまして、びっくりする程の大量の女性ホルモンが分泌して・・・

 その結果二人は結婚しまして、今では五ツ子を産んで幸せに暮らしているとかで・・・こうなると肌を刺激するだけで、色々な効果があるとすれば、やがて薬なんか全くいらない時代になって・・

製薬会社がみんなマッサージ会社になったりして・・

 

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まぼろし亭ふぁんと魔でした

結 核

 突然ですが・・・

日本を代表する三大文化人と言えば、石川啄木、樋口一葉、まぼろし亭ふぁんと魔だとわたしは勝手に思ってますが、この世間から広く評価されている三人の共通点の一つが全員ウツクシイ顔をしているで・・で、もう一つが若くして亡くなっていることです。

 

では、なんで私、ふぁんと魔だけが生きているのかと言いますと、実は私の生まれた日が2月29日で、誕生日はウルウ年にしか来ませんので、一見大人っぽく見えますが、まだ実年齢は10歳そこそこでして、ですから私も若くしてやがて死ぬ運命にあるわけですが・・・・・ま、これもウツクシイ顔に生まれたためで、仕方がないと諦めていますが・・・

で、この石川啄木や樋口一葉の若い生命をうばったのが結核という病気で、妙な話ですが、美男・美女が結核で亡くなったと聞くと納得してしまうところがありまして・・これは、結核という病気はウツクシイ顔した男と女がかかるというイメージが世間にある様で・・なぜですかね・・・明治時代の文学のせいですかね・・・

ですから私もやがて結核で死ぬんだな、と覚悟を決めえてますが・・・で、この結核という病気は現代の日本ではしっかり過去のものと思われてましたが、実は、毎年日本では二万五千人もかかっている、れっきとした伝染病で、しかもそのうちの約一割の方が亡くなっているという話で・・厚生労働省でも注意を呼びかけていますが・・・

 

ところで、この結核は、体力があって免疫力が高い人は、たとえ結核菌に感染しても、栄養をたっぷりとって体力をつけると発病しないと、ある病院の先生が話してましたが、それを聞いた私の友人が、結核になりたくない免疫力を高めようと、栄養たっぷりの食事を三度三度腹一杯とり続けたところ、結核菌に感染していたのに発病しなかったので喜んでいたのですが、栄養の摂り過ぎで、メタボになって高血圧と糖尿病で寝たきりになってしまいまして・・・・また、この結核という病気は、今、アジアやアフリカで広まっているそうで・・・・

WHO世界保健機関の発表では、一年間に165万人もの人々がなくなっていると報告されているくらいでして・・・、日本でも、なぜか70歳以上の人が結核を発病するケースが多いと発表されてますが、これは年齢とともに体力がおとろえて免疫力が下がるからではないかと考えられてまして・・・

ま、大変怖い伝染病には変わりないわけでして・・・

 

ですから現代の日本では、一寸忘れかけていた病気ですが、でも、私が生まれた頃は、世間からとても恐れられていた病気で・・・、それに、ウツクシイ顔した人が、かかりやすい病気だという風評もあって・・・そんな時代ですから、私が生まれた時、私の家の一族が集まって、誕生を祝う集まりをしてくれたのですが、初めて私の顔を見た一族のみんなが、私があまりにウツクシイ顔した赤ん坊だったので、それまでのお祝いムードが消しとんで、

「この子は結核で早死にする」と、全員で嘆き悲しんだという伝説が今でも、まことしやかに伝わって

おります。

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

よく噛む

 突然ですが・・・

食事の時に良く噛むとボケ防止の効果があると大学教授が語ってましたが・・・・・

確かに良くカムという事はボケ防止に役立ってまして・・・その証拠に何にでもすぐカムつくカミツキガメが年をとってボケたという話を聞いたことがありませんで・・・・

 

又、良くカム事で脳の「海馬」という部分が活発になり、セロトニンという物質が脳に増えて記憶も良くなるという話で・・・。

この間新聞に昔と比べて子供の記憶力が落ちてきていると出てましたが・・・

その原因の一つが、今の子供は硬いものを食べるのをいやがり、カマないですむ、やわらかいものばか

り好んで食べるからだそうで・・・

その点私なんか、子供の頃から硬いものばかり食べてましたから・・オヤツといえばスルメイカばかり・・・おかげで良く噛んでましたから、今でも記憶力は抜群で・・・一度合った人の顔は決して忘れませんから・・・特に、ご祝儀を包んでくれた人の顔は絶対に忘れません。そのかわり借金を取りに来た人の顔はすぐ忘れますが・・・

 

又、食事の時良く噛むとアゴの骨が発達して、歯並びが良くなり、顔の筋肉がきたえられて、美しい魅力的な顔になると言われてまして・・・ですから私が子供の頃散々スルメイカを噛んで食べていたおかげで、私の歯並びが綺麗で、顔もこんなにウツクシイわけでして、良く噛むと脳の働きを良くした上に、虫歯予防にも唾液の分泌が増えるので効果があると言われてますが・・・、この良くカムという効果の事は、日本では古くから知られてまして、平安時代に儀式として、宮中で春を秋の二回「歯固めの儀」という行事が行われてまして、硬いモチや昆布を食べる習慣があって硬い物を食べる事で。長寿と健康を祈っていたと言われてますが・・・・この古の習慣が、現代の医学でも実証されたと言えるわけで・・・古代人の生活から出た知恵というのはたいしたものですが・・・

 

私も、その平安時代の貴族として有名な平清盛の血を引いているという伝説のある身でして・・・ヒト呼んで「ナンチャッテ貴族」とも言われてますが・・・ですから今でも「歯固めの儀」を個人的に行ってきまして・・・メシなんかは米を炊かずに、そのまんま生で食べてまして・・・なにしろ貧乏でガスも電気も止められてますから、米を炊いてご飯にできない有様で・・でも、ヤンゴトナキ貴族の血を引いている身がと思えば、この程度のことで落ち込んでいられませんので・・・それに私のモットーは「清く、正しく、美しく、されど貧しく」ですから、生米食べるくらいは、ちっとも苦痛になりませんで・・・毎日「歯固めの儀」をしているおかげで、このように長寿と健康を手に入れてる事が出来まして・・・・ちなみに私は多くの人達から若い若いと言われてますが、私の歳はいくつだと思います?こう見えてもカゾエで95歳で・・・・で、マンでは18歳でして・・・

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

絶滅危惧種

 突然ですが・・・

この間私が街を歩いていましたら、見ず知らずの方が近づいて来て、耳元で「天然記念物の絶滅危惧種が歩いてますね」とササヤイタんですが・・・なんと失礼でイヤミな事を言う人だと内心腹を立てまして・・・確かに私は仕事もロクになく、まぼろしの落語家と陰で悪口を言われているのは知ってましたけど、何も面と向かって当人に言うことは無いだろうと・・・

仕事があろうと無かろうと、堂々とこうして生きているわけで・・・なにしろ私のモットーは「清く、正しく、美しく、されど貧しく」ですから、そう言う悪口を言いふらされるのは、あまり気分が良いものでは無いので、文句を言ったところ、その人が言うには悪口では無くて

「日本の『天然記念物』として、又『絶滅危惧種』と言える程、群を抜いた貴重で文化的にも高く評価されるほど、私がウツクシイ顔をしている」

と褒めたんだそうで・・・そう言う本当の事を言うのなら何も耳元でコソコソ言わないで、もっと大声でアッチコッチに言ってくれと、その人に頼みまして・・・

 で、「天然記念物」と言うのは学術上貴重で日本の自然を記念するものと認めたものを「文化財保護法」で指定されたもので、その中でも世界的、国家的に価値が高いものが「特別天然記念物」として指定されてますが・・・で、「特別天然記念物」の新たな指定案件として、この私を指定するかどうかを現在、文化庁で議論されているとかでして・・・

ちなみに天然記念物に指定されている動物では、日本の和牛のルーツと言われている山口県の「見島牛」、又、高知県のオナガドリ等が知られていますが・・天然記念物に指定されますと、保護育成のために国からエサ代などの補助金がでまして・・・

私の場合は補助金ではなくて、国から生活保護という名目で金が出てますが・・・

 

で、天然記念物は「動物」の他に「植物」「地質鉱物」「天然保護区」の全部で四つのカテゴリーがあります。ところで、この天然記念物という考え方のルーツは、19世紀のドイツの探検家、アレグサンダー・フォン・フンボルトが広めたと言われまして・・・日本では一九一九年に「史跡名勝天然記念物保護法」が出来て、今の「文化保護法」の基となったとかで・・・で、「天然記念物」と「絶滅危惧種」どう違うのかというと「天然記念物」は「天然」を「記念」する「物」で、「絶滅危惧種」は「絶滅」を「危惧」する「種」という大きい違いがありまして・・・ま、「天然記念物」は文化庁で、「絶滅危惧種」は環境省の扱いという違いがありますが、決定的な違いは完全に言葉と使われている文字が違うということで・・・「天然記念物」は文化的意識も重く見られますが、「絶滅危惧種」は、動物、植物に限られてまして・・・でも例外もあって「ニホンカワウソ」や「ツシマヤマネコ」は両方から指定されていましたが・・・この他にも両方から指定されているものがありますが、年々その数が増えてまして・・・

それだけ地球の環境が悪くなっている証拠だという人もいますが・・・

ま、私もやがて「特別天然記念物」と「絶滅危惧種」の両方から指定される日が来るかもしれませんが・・・

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

.水不足

 突然ですが・・・

先の国連の発表によりますと、水不足に苦しむ人々の多くは、アジアの人たちで、しかも毎年砂漠化の進んでいるアフガニスタンやパキスタン等の中央アジアの国々の人達だそうでして・・・・その国の人は顔を洗った水で足を洗うとか、一度使った水を捨てずに使いまわすという利用法をとっていると言われまして・・・特にパキスタンの北部の諺には、『水の一番ぜいたくな使い方は飲むことだ』というのがあるそうです。確かに飲んじゃった水は使い廻し出来ませんから・・又、ケニアの一部の種族は伝統的に牛の尿で顔を洗うといいいます。これホントです。

 

で、私の友人が何とか飲む水の再利用法はないものかと考え、それを実行したところ、腹をこわして

院してしまいまして・・・

「いったい、どうゆう事なんだ?」

「あいつは、飲み水の再利用法として逆転の発想を思いついたと言ってさ、きれいな水で米といで、そ

の水で顔を洗って、その後、その水でゾーキンしぼって・・・で、その水飲んだんだよ!」

 

ですから、日本はもとより世界各国で水不足に備えて、水の浄化法の開発や海水の淡水化のプラントの研

究に力を入れまして・・・サウジアラビア等では海の水を淡水化したものが実用化されてまして・・・その技術はの日本が開発したものと言われてますが・・・何しろ海水はフンダンにありますから・・・

で、私の知ってる北海道に住む人が、魚の鮭が、海でも川でも生きていけることに注目して、人間が鮭と同じ体質になれば海水の淡水化する技術がいらなくなると考え、人体実験しまして、毎日海水を飲み続けたところ・・・

「イヤー信念というのは恐ろしいものだね!」

「人体実験の結果その人はどうなったの」

「体が鮭に変身して、昨日海に泳いでいっちゃたよ」

 

ところで水の問題にはもう一つ地下水の枯渇というのがありまして、大豆や小麦、牛肉の生産に使われる水、これをバーチャルウォーター、仮想水と言うんだそうですが・・・農畜産物に使われる水のことで、国立環境研究所によりますと、海外で一年間に使われる地下水は29億トンで、ちなみに私なんかが食べている牛丼一杯に使われる地下水のバーチャルウォーターは、2トン以上という試算もあるとかで・・・

で、先日、街で『水の節約、海外の地下水資源保護に協力している牛ドンブリ屋』という看板を見つけて、丁度腹も減っていたので、時節柄、水問題に目覚めた牛丼屋だと感心して、そこ店に入りまて・・・

「はい、お待ち、牛ドンブリ!」

「なんだよ、丼だけで、中に何も入ってないじゃないか・・」

「お客さん、店の看板良く見てくださいよ、『海外地下水資源保護協力店の牛ドンブリ屋』と書いてあるでしょ、牛丼つくるのに牛肉だけで2トンそれに玉ネギや米に使う地下水を合わせると合計3トンの水

を使う計算なんですよ」

「解ったけど・・中身は」

「無い!だからうちは牛丼売るのをやめて、牛丼用ドンブリを売ることにしたんですよ。はい!ドンブ

リ一個450円!」

「ふざけるなオレはセトモノ買いに来たんじゃねぇや・・・」

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

香り

突然ですが・・・

よく体からオーラが出る人がいるといわれますが・・・まれに体中から良い香りが漂いでる人もいると聞かされることもありまして・・

この体中から良い香りが漂った美人として、中国の歴史に名を残しているのが、清王朝の盛んな頃に登場した香妃という女性・・・香りの妃と言われるだけあって、体中からいつも「砂ナツメ」の甘い香りがしていたといわれまして・・・中国の古い文書には、香妃の香りを「えもいわれぬ香り」と書かれているほどで・・・

私もつい最近、この「えもいわれぬ香り」を発散する女性と逢ったことがありまして、その女性に私が

「君はえもいわれぬ香りがするね」といったら

「あらやっぱり・・・あたし、さっき焼き芋たくさん食べたから・・・わかっちゃた?」

とんでもない「えもいわれぬ香り」をかがされまして、・・・

 

で、この香妃にすっかり時の皇帝の乾隆帝がメロメロになって、政治を放ったらかしたものですから、「これじゃ国が滅びる」と心配した家臣たちが、香妃を生き埋めにしちゃったという話が伝わってますが・・・その香妃を生き埋めにした土地の底から「砂ナツメ」の香りが立ちのぼって漂い続けまして・・・その香りを嗅ぐたびに皇帝はフヌケになっちゃうので・・・なんとかこの香りを消したいと、いろいろ手をつくしたのですが、いっこうに効果がありませんで・・・効果が無いどころか、どんどん砂ナツメのような香りが強くなる一方で・・

家臣たちがホトホト困り果てていた時、そこえ炭屋が道に迷って入ってきまして、石につまづいて転んだはずみで俵の中の炭をあたり一面にバラ撒いちまって・・・ところが不思議に、今まであれほど強く匂っていた香妃の香りがスーッと消えちゃいまして・・・このことが木炭の脱臭、消臭効果を発見するキッカケとなりまして、今日の消臭剤や脱臭剤の開発につながったと言われてまして・・・

 

また、体の香りといえばアメリカのフロリダで、サマンサ・アジという女性が、話題になったことがありまして・・・その女性の場合は、香妃のように体か香りが漂いでるのと違って・・・アジのかく汗がジャスミンの香りがするので評判になりまして・・・

ですから彼女の友達はもとより、全く見ず知らずの女性達も彼女の良い香りのする汗をもらって、自分の体に香水がわりにつけたそうで・・・ですからサマンサ・アジは沢山汗をかいて大勢の人達に自分の汗を分けてあげようと、毎日そこら中を走り回って汗をかきまして・・これが後に陸上競技で、女子マラソンが生まれることとなったと伝えられてますが・・・でも汗を欲しがる女性達が増え続けたので、走る

のを止めて、腹一杯水を飲んで太陽にあたり大汗をかく事にしましたが、ある日、例の如く大水を飲んで日光浴していて、うかつに眠ってしまい、気がついた時にはアジはすっかり干上がってしまい、まる

で干物のようになってしまいまして・・・

この話をヒントに伊豆の漁業組合が魚のアジを干物にして売り出したところ、大当たりして、今日になってまして・・・

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

関節症

突然ですが・・・

私の高貴で上品な立ち居ふるまいや、気品に満ちあふれた顔立ちが世間から高く評価されていますが、実は何を隠そう、私は平安時代から続いている貴族の血を受け継いでいるというヤンゴトナキ家柄の生まれでして・・・その私が30数年前に可愛いオボッチャマをしておりました頃「オターサマ」の「オモーサマ」・・・つまり、下々で言う「オバーチャン」が良くヒザに痛みがあって、具合がよろしくないと、ノタウチマワリアソバシてましたが、このヒザの痛みは、今で言う「変形性膝関節症」で年とともに関節の軟骨がすり減って炎症や変形して起こるとかで・・・

 

で、この「変形性膝関節症」を患ってる人は、日本全国におよそ1千万人いると推測されてるそうで・・・なにしろこれの治療法になかなか決め手が見つからないのが現状で・・・ところが、この「変形性膝関節症」の治療にチキン質という物質が効果があるのではないかという研究発表がありまして・・・このチキン質という物質はエビのカラなどに多く含まれてまして・・・じゃ、動物のカラならなんでもチキン質が含まれているのだろうと、勝手に考えた私の知り合いが、エビのカラはもとより、ヘビの抜け殻やセミの抜け殻、トンボの抜け殻なんかを食べまくって、体をこわして入院して、自分が抜け殻みたいになってしまいまして・・・

又、聞くところによりますと、関節の痛みは女性ホルモンの分泌量が減るのも原因という学説もありまして・・・この女性ホルモンは体にあるコレステロールが使われて出来るそうで、関節の痛みに苦しんでいる人は、ある程度体にコレステロールがあったほうが良いと言われていますが・・・

でも、男性の場合あんまり体にコレステロールを溜めると体の中に女性ホルモンが出来過ぎて、男性の女性化が進む可能性があるとかで・・・現に私の知っている男性なんか、あんまりコレステロールを体に溜め込んじゃったもんですから、女性ホルモンが増えて、女性化が進みすぎて、つい最近、赤ん坊を産んじゃいまして・・・

又、近頃話題になっているのが、グルコサミンという物質で、関節症に効果があるという事でサプリメント食品として売られてますが・・グルコサミンはブドウ糖とアミノ酸の一部がくっついたもので、炭水化物とタンパク質をもとに体の中で作られている物質だとかで・・・売られているサプリメントのグルコサミンはカニの甲羅の殻を原料にして、色々と手を加えて作られている粉だと言われてますが・・・

 

この話を聞いた悪い男が、捨ててあったカニの甲羅の殻をそのまま叩き割って粉にして、関節症に効くグルコサミンだと言って売りさばきボロ儲けしてましたが、バレて薬事法違反捕まっちゃいまして、カニの甲羅の粉で人を散々だましたタタリで、その男はまっすぐ歩けなくなって、いつもカニの横歩きで刑務所の留置場でウゴメイテいるそうでして・・・

ちなみに人間にはカニやエビの殻を分解する酵素がないので、殻をそのまま粉にして食べても全く効果がないそうで・・・・・

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

温暖化

突然ですが・・・

地球の温暖化が、このまま進むと50年後には現在より平均気温が3度も高くなるとかで・・・

で、そうなると、今、米処と言われている秋田県や新潟県に替わって、北海道が米処と言われるようになるとかで・・・余談ですが、秋田、新潟というと顔や肌の色が白い、いわゆる色白美人の産地として有名でして、かく言う私も秋田生まれで、新潟育ちですから、色白で美しい顔をしてますが・・・ですから50年後には、色白美人の産地は北海道という事になってしまうわけで・・・で、秋田、新潟をはじめ東北地方に色白美人が多いのは、この地方の夏の日照時間が関係しているとか・・・・

 

この日照時間は米作りにも大いに関係しています。稲というのは、太陽の光や水をエネルギーにして呼吸作用をすることで、稲穂が成長して、良い米ができるわけで・・・この稲穂の成長に東北地方の8月から9月の日照時間が丁度良いんだとかで・・・つまり稲穂は自然の恵みで米を作ってるわけで・・なにしろ、太陽の光も水もタダですから・・・

このタダという事に目をつけて、「じゃ、自分達なら稲穂と同じ様に、太陽の光と水と、呼吸するだけで生きていけるかもしれない・・・なにしろ全てタダだから生活費がかからない・・」と考えた家族がいまして、一家4人総出で水をがぶ飲みして、日光浴しながら深呼吸していたら、家族4人全員目を廻して、ひっくり返てしまいまして・・・ちなみにこの家族の亭主の名前が稲穂米太郎、カミさん名前がお米、双子の息子の名前がヌカ助とモミ吉で・・・なんだか良く解らない話で・・

 

ともかく温暖化がこのまま進むと、関東地方でも亜熱帯地方の果物が作れるようになるそうで・・・ある農業関係者の話によると、埼玉県や千葉県でマンゴーやパイナップルなどが作れるとかで・・又、温暖化が海でも進んでまして、農業ばかりでなく、漁業にも影響が出てまして・・・海水の温度差が高くなって、マグロやカツオ、それにサンマやイワシという回遊魚と言われる魚が、脂が抜けて、しかもやせ細って来てるのだそうで・・・ですから50年後に海水の温度が3度も高くなったら、泳いでいるうちにどんどんやせ細って、こっちから向うが透けて見えるレントゲン現象が起るかもしれないという学者もいるという作り話を聞いた人から聞きましたが・・・

ま、回遊魚というのは海水の温度が高いと早く泳ぐという性質があって、その為に体力の消費エネルギー

が増えて、その結果、やせ細って脂が抜けてパサパサになるのだそうで・・・ですから水の温度が3度高くなるというのは大変なことで・・・

これは魚ばかりではなく、人間にとっても同じで、私の知り合いの男が温水プールでギネスブックに挑戦して2万メートルのスピード水泳に挑みまして千メートル、5千メートル、1万メートルと泳いでいるうちに、段々体が細くなって、2万メートル泳ぎ切った時には、脂どころか肉も落ちてガイコツになっ

てまして・・・調べたところ、その日に限って温水プールの水温が3度高かったそうでして・・・・

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

美人

突然ですが・・・

実は、私には妙なクセがありまして・・美人に弱い、美しい女性にニッコリされると、もうどうでもしてくれ!とおもっちゃうんで・・でも、相手の女性の方が、どうにもしてくれないのが常で、今日に至ってまして・・

 

古い言葉に「一笑傾国の美人」というのがありまして「ニッコリ笑うと国が傾くほどの美人」というわけで、その国の王様が心をうばわれて、国が滅びるという、たとえですが・・確かに世界の歴史に名を残している女性は美人が多い、イタリアのルネサンス時代の華・画家のボッティチェッリが残した名画の「ヴィーナスの誕生」のモデルと言われる、シモネッタ・ヴェスプッチも大変な美人で、「美の女神」ヴィーナスのモデルになるくらいだから、その美しさはハンパじゃない・・

15世紀のイタリア、フィレンツェで「麗しのシモネッタ」と言われた絶世の美人で、どのくらいの美しさだったかというと、この私が女装して街を歩いている姿を想像してもらえば解るくらいの、ものすごい美しさ、輝く金髪と情熱的な瞳、スラリとした、たおやかな体つき、それにシモネッタの体からは桃色の霧が吹き出していたと言われてまして、ですからシモネッタが街を通り過ぎると、道端に咲いていた白い花が、みんな桃色の花になっちゃったというくらい・・・で、その上、シモネッタの肌がひかり輝いていて、その輝きがあまりに眩しいので、シモネッタを見るときはみんなサングラスをかけていたという話で・・もうとんでもない美人・・

 

でも、とんでもない美人といえば、日本にも体の肌が光り輝くと言うことで知られた有名な美人がいまして・・その美人のことを「古今和歌集」の選者の一人としても歴史に名を残した、紀貫之が「古の衣通姫のながれなり」と書いておりまして・・・つまり肌が光り輝いて、着ている衣の上から、その肌のひかり輝く様子が見えたと言うわけで・・・

この人物こそ誰あろう、36歌仙の一人「小野小町」です。小野小町と言えば、美人中の美人として歴史に名高い人物ですが、着ている十二単衣の上から、ひかり輝く肌が見えたというのですから、この点では小町もシモネッタに負けていませんで・・・

ところで「小野小町」を彼女の名前だと思ってる人が多いと思いますが「小町」と言うのは当時の宮廷での女官の役名の一つで、天皇の妃の次に当たる女御の位を「町」といいまして小野小町のお姉さんが、その「町」という位についていて「小野町」と呼ばれていて、その妹だから「小町」と呼ばれていたわけでして・・その「小野小町」の肌が、ひかり輝いていたと言うわけで・・・しかも、その肌の輝きは夜になる程いっそう輝いて、特に月の出ない真っ暗闇の夜などは、外灯の役をしたと言われてまして、まわりかが明るくなったとかで・・・その証拠に、その肌の輝く光で本が読めたという話も伝わってきまして・・・まるでホタルのような女性だったとか・・

ここからあの有名な「蛍の光窓の雪」という歌ができたと言われてまして・・・・

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

貧 血

 突然ですが・・・

現代人は鉄不足による貧血予備軍の人が多いとか・・・

厚生労働省の国民健康栄養調査によると、血液1デシリットル中のヘモグロビンの値が12グラム未満で、貧血と思われる人が多く見られ、40代女性の4分の1は貧血状態だといわれてまして・・・

貧血の原因が鉄不足・・鉄不足は良くない・・放っておくとひどいことになっちゃいまして・・・

「そうなんですよ、私も鉄不足でひどい事になっちゃいまして・・・」

「やっぱりヒンケツ?」

「鉄不足で材料がなくて、私の鉄工所が倒産したんで・・・キンケツで・・」

血液中の鉄分が足りなくなると、赤血球に含まれるヘモグロビンを十分に作ることが出来なくなるとか、で・・ヘモグロビンは体全体に酸素を送る役目があって、これが足りなくなると、体が酸素不足になって疲れやすくなったり、動悸や息切れがして・・・

だからといって鉄分の摂り過ぎもいけないとかで・・・何事も程々が肝心でして・・・

私なんかが良い例・・なにしろ、この顔ですもの・・・モナリザのほほえみのうような笑顔で、女性に近づくと皆ひっくり返っちゃいまして・・・私の笑顔にはあやしい美しさがあり過ぎますから・・・

だから程々が良いわけで・・・

厚生労働省の「日本人の食事による鉄分摂取基準」によりますと18歳から69歳の男性は一日7・5ミリグラム、女性は10・5グラムと定めてまして・・・でも貧血がひどいと言って、鉄分の摂り過ぎは駄目で、特に肝臓の弱い人は気をつけたほうが良いという事で・・また、病気が原因で貧血症になった場合は病院の医者が鉄分の多い錠剤をくれますから、それを飲めば良いので・・素人判断は良くありませんで・・私も貧血症になって病院に行った事が有りまして・・・金が無いから薬が買えなくて、仕方がない

から家にあった古釘を一日中、口に入れて鉄分を取ろうとしたんですが・・

だめでしたね・・・

口の中を古釘が引っ掻き回して、キズだらけで血だらけになった挙句、それが原因で貧血症がいっそうひ

どくなっちゃいまして・・まあ普通は食事から鉄分は十分に取れるんですから・・ムリしちゃいけないという話で・・

肉や魚の赤身、そして内蔵・・・それにシジミやアサリ等の貝とか、また大豆やホーレン草等ま、こうい

った食材が鉄分が多いと言われてますが・・・

で、管理栄養士の女性に、鉄分を多く含んだ材料で料理のレシピを作ってもらいまして・・

「これがレバーと赤身の肉を使ったもので・・こちらが小魚と貝を使った料理で・・・これがホーレン

草と大豆を使ったレシピで・・こ・ち・ら・の・が・・・う・う・・・」

「どうしましたセンセ!」

「立ちくらみ・・・・ごめんなさい・・・・目まいがして・・・」

実はそのセンセーは鉄分を多く含んだ、その様な食材が嫌いで、生まれてこの方、一度も食べた事がなくて・・・重い貧血症にかかっていたのだとか・・・・

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

 

 

節 水

 突然ですが・・・

現在、世界中で水不足や水の汚染問題がクローズアップされてまして・・・21世紀は水の問題の世紀とも言われてますが・・・国連がまとめた報告書によりますと、安全な水を飲めない人は世界中で12億人も居て、トイレ等の衛生施設を持たない人は、24億人も居ると言われてまして・・・ま、日本はモンスーン気候の地域にあるので、割合水には恵まれてまして・・ですから「水がらみ」の言葉も沢山ありまして、ト

ラブルの解決の時使うのが全てを水に流そう」とか、イケメンの男のたとえに「水もしたたるいい男」だとか・・ちなみにこの言葉のモデルは私だという事は、つとに世界中に知れ渡ってますが・・「金を湯水の如く使う」様な悪いブルジョア的生活はしてませんが・・第一、湯水のごとく使える程、金を持ったことがありませんで・・・仕事がないですから・・・

 

ともかく人間は水が無くては生きていけません・・・しかも水は限られた資源と言われてまして・・・このまま地球上の人口が増え続けると、水不足は深刻になって、やがて水の取り合いで国同士が戦争することにもなりかねないと心配する有識者も居るくらいで、そこで色々な対策が世界中で考えられまして・・・でも、まあ庶民の我々が出来ることといえば、水道の蛇口にコマを入れて水の節約をする位ですが・・・やっぱり一番大切なのは常日頃水を使う我々の節水意識の持ち方で・・・

「ですからワタクシ、水の節約キャンペーンを個人レバルでずっとやってきましたの・・・」

「確かにあなたは、近頃マスコミで水節約の女性カリスマと言われている方ですね」

「オホホ、カリスマ美人だなんて・・・照れちゃいますけど・・」

「誰も美人だなんて言ってませんよ・・・で、どんな節約法を発案されたんですか・・」

「発案というより工夫ですね・・・一度私の家にいらっしゃい、百聞は一見に如かずですから・・・」

 

・・・というわけで、お宅にうかがいまして、応接間に通された後、とりあえずというわけで、お茶をだしてくれまして・・

「このお茶に使った水にも節約の工夫が当然あるんでしょう・・なかなかおいしいお茶ですね」

「ダシが出てますから・・・」

「ダシ?・・あの・・お茶の中に茶柱みたいなのがたくさん入ってますが・・」

「ずい分気をつけてたんですけど・・それボーフラなの・・雨水溜めて飲み水に使ってるものだから・・でもちゃんと火も通してあるし・・ボーフラも動物タンパクの補給になるし、ダシも出てお茶の味も良くなるし・・・」

その後風呂場に連れて行かれて、

「私の一番自信のある工夫はお風呂のお湯の節約法ね・・丁度お湯も湧いてるから、話のタネにお入り

になったら・・・」と言われて風呂に入らせてもらいまして・・・

「お湯がカッショクですね、それに一寸かわった匂いが鼻をツーンと刺しますが、風呂に使う水を節約

する為に何か薬入れて、薬湯にしてるんですか・・・さすがですね」

「いいえ、お風呂のお湯を抜かずに3 年も替えないと、こうなりますのよ・・オホホ」

何がオホホだ・・・何が水の節約のカリスマだ・・

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

 

マリーアントワネット

 突然ですが・・・

フランスのルイ16世の妃だった、マリー・アントワネットはたくさんの伝説的エピソードを残してまして・・14歳でオーストリアのハプスブルク家から、後にフランスのルイ16世になった皇太子のところに嫁いできたのですが、大変な美人で明るい活発な娘だったと言われてまして・・

欠点は大変なわがままで、そのうえとてつもない浪費家で贅沢三昧。マリー・アントワネットの身の回りの世話をする女官だけで常時100人以上いたそうで・・・何から何まで全てお付の女官まかせ、自分では何もしなかったとかで・・・食事なんかも肉の係、野菜の係、スープの係といて、そのうえ食べさせ係というのまでいて、マリー・アントワネットは、口を開けて待っているだけで、その他にかみ合わせ係が二人いて、一人が上アゴ、一人が下アゴを持って二人掛りで口の中の食べ物を噛み合わさせまして・・・ですから、マリー・アントワネットはただ飲み込むだけだったそうです・・・又、着替えなんかでも、脱がす係と着せる係が別々にいて、ですからトイレなんかも自分が行きたくなると、トイレ係の女官に行かせて、自分の替りに用を足させたと言う話で・・・

ともかくマリー・アントワネットのゼイタクな生活はハンパじゃなくて・・一日に何回もドレスを着替えて、その度に髪型も替えて身に付ける宝石も替えたと言う伝説がある位で・・又、そのマリー・アントワネットのファッションを取り巻きの貴婦人たちがみなそっくり真似をしまして・・・こうなるとマリー・アントワネットはベルサイユ宮殿のファッションリダー的存在になりまして・・化粧なんかもそっくりまねたりして・・ある時、マリー・アントワネットが階段で転んで床にイヤという程顔をぶつけて、両方の、目の周りが黒くハレたことがありまして・・・それを見た貴婦人達が、マリー・アントワネットの新しい化粧だと思って、みんな目の周りを黒くしてしまいまして・・おかげで、一時ベルサイユ宮殿では、パンダのような目をした女性であふれたと言われまして・・・

なんで、こうなったかと言うと、夫のルイ16世が大変な「お人好し」で、その上、マリー・アントワネットにゾッコンだったので何でも言いなりで・・・じゃ、ルイ16世はマリー・アントワネット一本槍かと言うとそうではなく宮中に愛人が500人もいたと言うことで・・・毎日取っ替え引っ変え全く羨ましい・・いや・・とんでもない話で・・・

ま、夫婦なんですから、夫たるものキゼンとした態度をとるべきで・・

私なんか、その点毅然としていますから・・たとえば食事の後、カミさんが後片付けもしないで、ソファーに寝っ転がってテレビを見てたりした時なんか、キゼンとした態度で、ビシッと言いますから・・・

「なんだ!食事の後片付けもしないで・・・駄目じゃないか・・・」

「じゃ、あんた片付けてよ!」

「はい!分かりました!」・・・

 

このくらい私はカミさんをキビシクしつけてまして・・・

 

社会のアンテナ

まぼろし亭ふぁんと魔でした

001. 雀

002. 蛙

003.もったいない

004.若返り

05.クローン

006.ペット

007.眠 気

008.虫 歯

009.妄 想  010.お 米

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007.眠 気

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