解答1.(A) ヒスタミン
解 説
唾液を多く分泌させるには、よく噛む事ですが、噛む事には又別の効果があります。体温を上げるという作用です。寒い時、体が冷えると歯を「ガチガチ」させる事がありますが、この「歯をガチガチと噛む」ことで全身の血流が良くなります。その結果体が温まります。これは本能的な行動ですが、噛んだ時に刺激が脳の「視床下部」に伝わると、神経伝達物質のヒスタミンが分泌され、交感神経が刺激されて内臓脂肪が燃焼して体が温まるのです。
解答2. (B)酒さ様皮膚炎
解 説
「酒さ様皮膚炎」まさに読んで字の如く、まるで飲酒して顔が赤くなったように見える症状の皮膚炎なので、こう呼ばれています。この症状の特徴は毛細血管が拡張して顔のほてりやヒリヒリ感、赤ら顔が続くものです。室内外の温度差や刺激物の摂取しすぎ、様々な日頃のストレス、まれに毛穴に生息するニキビダニによる、ニキビのような発疹などが原因となりますが、皮膚表面の抗菌ペプチド組成や、慢性的化粧品かぶれのケースもあるので、医療機関で治療することが大切です。
解答3. (C) アリルメルカプタン
解 説
さまざまな種類の「ヒフガス」の中で、ストレスによる精神的疲労の場合は、多くアンモニアが発生すると言われています。また、「アリルメルカプタン」は硫化アリル系の物質なので、ミネラルの「イオウ」の臭いがします。硫化アリルのルーツは「イオウ」だからです。ストレス臭の特徴は運動では発生せず、精神的なストレスを感じると、5分ほどで出てくると言われています。専門家によると、ストレス臭を2分間嗅ぐとその「臭い」のせいで、本人だけでなく周囲の人も疲労や気持ちの乱れが増大すると言われています。
解答4. (C) メラトニン
解 説
人は「ガイジツ・リズム」と言われる、約24時間サイクルの「体内時計」を持っていて、食事、睡眠、排泄などに関わる体温や血圧、ホルモンの分泌、脳の活動などを時間に応じて変化や調節をしています。が、生活が不規則だと「体内時計」が乱れて、ホルモンの分泌が乱れ、その結果、高血圧につながると言われています。対策としては、いつも起きる時間を一定にして、睡眠時間も毎日同じに保ち、バランスの良い食事を心がけ、適度な運動をすることです。特に朝日を浴びると、体内のリズムがリセットされて、「体内時計」の「ズレ」を修正することができます。
解答5. (C)イギリス
解 説
イギリスの医師、アレクサンダー・フレミングが1928年に、世界で初めての抗生物質(ペニシリン)につながる物質を青カビから発見しました。ペニシリンの実用化は1940年代から始まり、以後、広くさまざまな抗生物質(抗菌薬)が造られ使用されてきました。その結果、抗菌薬に負けない耐性菌が次々に出てきました。耐性菌は抗菌薬の薬効成分を壊し、薬の成分を変化させ、細菌の中に薬が入るのを妨害し、薬の効果を無力化させるという抵抗を発揮し、さらにさまざまなタイプの抗菌薬も効かない多剤耐性菌も出現したため、現在もその対策を研究している状態です。また、抗生物質(抗菌薬)を必要最小限の使用にとどめる方法で対処しているということです。