解答1.(D) 手・足
解 説
発汗機能の衰えは、まず、手や足から始まり次第に背中や胸へと広がっていきます。そして、この機能の衰えは男性の方が大きく、やがて男女の差がなくなっていくと言われています。現代人の汗はしょっぱくてベトベトしている場合が多く、これは普段あまり汗をかかない生活をしているためで、汗をかかない生活が続くと汗腺機能が衰えて、塩分やミネラルが再吸収されないで、汗として出ていまい、汗に混じっているアンモニアや乳酸が汗臭さとなって、強い体臭につながってしまいます。対策としては、ぬるま湯に半身浴で20分くらい入ったり、3分間づつ、ゆっくり歩いたり、速足で歩いたりするインターバルウォーキングを30分程するとか、また自分にあった有酸素運動をすれば改善されます。
解答2. (B)ギリシャ語
解 説
「ドゥーラ」とは、ギリシャ語で「他の女性を支える、経験豊かな女性」という意味です。ドゥーラの養成講座があって、人生経験豊かな人々が「ドゥーラ」として若い母親の心のサポートをしています。昔の大家族時代と違って、若い母親が一人で子育てに頑張るケースが多く、子育ての経験豊かな祖母や母親のアドバイスを受けられない女性が多く、産後の女性に対する心のケアの必要性が強く求められています。このようの産後ドゥーラの他に、精神科医、産科医、保健師なども、それぞれの立場から様々な効果的な取り組みを行っています。
解答3. (A) およそ5分
解 説
ストレス臭には強い弱いの個人差はあるものの、季節による差はないそうです。ただし困ったことに本人ばかりではなく、その匂いを嗅いだ周囲の人も疲労感を感じたり、精神的混乱を招く度合いが増えるということです。皮膚から発生するガスは100種類以上の物質が含まれており、ストレスの他に加齢や食事の内容、その時の体調で多く発生したり、少なく発生したりすることもわかってきました。対策としては、好きな音楽を聞くなどして気持ちをリラックスさせる効果の音楽療法を心がけたり、野菜や食物の繊維を多く摂取し、特にレタスに含まれているラコックピクリンは脳の鎮静効果もあり自律神経を穏やかにする働きをします。また、食事の時ゆっくり1口40回くらい噛んで唾液の分泌を心がけると、ストレスを和らげるホルモンのセロトニンが分泌されるので有効です。
解答4. (B) 卵巣
解 説
エストロゲンの分泌量は、初潮を迎える思春期といわれる頃から増え始めて、20歳代から30歳代に分泌がピークになり、その後次第に減少し、40歳代から急激に減り、閉経期を過ぎると分泌量はほとんどゼロに近づきます。ヘバーデン結節は、閉経してエストロゲンの分泌が減少したからといって、すぐに間接が変形するわけではなく、患者の多くは50歳代の前半から中頃にかけて腫れや痛みを感じ始めて、60歳代で関節の変形に悩まされるようになるので、痛みを感じたらなるべく速やかに医療機関の診断を受けることが大切です。また、ヘバーデン結節は指以外、足、膝、腰、背中などでも発症することもあるので要注意です。40歳を過ぎたら、女性ホルモンと同じ働きをするイソフラボンの摂取が有効です。大豆、黒豆に多く含まれています。
解答5. (A) 1年に1回ほど
解 説
なんと、一年に1回です。平安時代の女性といえば腰まで届く長い髪の女性をイメージしますから、さぞ頻繁に髪を洗っていたと思っていたのですが、全く違っていました。ちなみに、物の本によると江戸時代でも、最も多い女性でも月に1回から2回、昭和30年頃で5日に1回の割合と記されています。では、髪を洗う回数はどのくらいが適切かというと、専門家の意見も分かれるところですが、共通しているのは自分の体調に合わせて洗う回数は決めるべきで、しかし、アトピー性皮膚炎や乾燥肌の人は、週2回位が適当とのことです。髪はケラチンというタンパク質を多く含む海藻のノリや豆類の摂取をこころがけると良いでしょう。
解答6.(D)約2000キロカロリー
解 説
ちなみにミドルエージにおける女性の1日のエネルギー必要量は約1800キロカロリーが目安です。中年太りを予防改善するカギは筋肉にあります。基礎代謝で筋肉が消費するエネルギーは全体の3割に及びます。つまり筋肉を増やすことは太らない体質を作ることにつながるのです。筋肉を多くすると効率的に体脂肪が燃えて、その結果スリムな体になるというわけです。そのためには、三つの管理が有効です。「有酸素運動として歩く」「筋肉トレーニング」「食事」です。単に食事制限に頼ったダイエットは良い結果につながりません。逆に基礎代謝がおちて、悪くすると体調を崩すことになりかねません。先の三つの要素を上手に活かしてこそ、中年太りを予防改善する体が手にできると思ってください。
解答7.(C) 腰回り
解 説
この他、脇腹や太ももなどにも発症します。同じ肌のトラブルでも、若いうちは主に顔や手足と、目につきやすい部位に多く見られますが、歳を重ねると思わぬところの肌がトラブルを起こすようになります。加齢により新陳代謝が遅くなるからといわれています。10歳代と比べて60歳代になると、10歳代の時より、1.5倍から2倍、肌の生まれ変わり、つまり新陳代謝に時間がかかるのです。対策としては肌の保湿に心がけて、痒くてもかかないこと、食事でも香辛料など刺激の強いものは控えることだそうです。
解答8. (B)小腸
解 説
死んだ乳酸菌は小腸を刺激して、腸管免疫力を高め活性化します。生きている乳酸菌は大腸において腸の中を酸性にする働きがあり、大腸の機能が活発になります。ですから乳酸菌は生きていても死んでいいても免疫力を強化するという事では同じ効果がみられるということです。腸の中には善玉菌と悪玉菌をまじえて数百種類、およそ1000兆個も存在しています。乳酸菌は善玉菌です。悪玉菌といわれる種類のものは、発ガン物質をつくったり、臭いガスを発生させたり、様々な腸の病気を引き起こしたりします。乳酸菌の摂取には、ヨーグルト、チーズはもとより、ヌカ漬け、味噌、醤油などの発酵食品や納豆、ふりかけ、酢、もずく等、心がけると良いでしょう。ちなみに大腸を活性化するのに役立つビフィズス菌は乳酸菌とは違う種類の菌です。
解答9.(D) 視床下部外側野
解 説
脳幹には覚醒中枢があり、視索前野には睡眠中枢がかかわっています。先の専門家の話によると、脳の中でタンパク質がリン酸化して眠ったり、目を覚ましたりするスイッチの役割をしているではないかという仮説があるという事です。脳の中に存在する多くのタンパク質を調べたところ、リン酸化するタンパク質が80種類あったそうです。覚醒時間が長いほど、その度合いは増える傾向があるので、タンパク質のリン酸化が眠気の正体ではないかという仮説の研究が続けられていますが、眠気の正体はまだ、謎のまま今日に至っています。
解答10. (B)146人
解 説
146人で、約87000人に一人の割合でした。このスーパーセンテナリアンの人達はタバコは吸わないうえに酒もほんのたしなむ程度で、動脈硬化の状態が軽く、性格は外交的という共通点があったそうです。そして、このスーパーセンテナリアンの人々は、100歳頃でも自立した生活を送っていた人が多く、肉体的には、体内の炎症が少なかったそうです。特に細胞の老化に関係していると考えられる慢性の炎症が少なく、長寿関連遺伝子のAPOE(アポイ―)遺伝子の存在が見られたという報告もあります。「人間の寿命が125歳を超えることは難しい」というのが定説でしたが、2018年にアメリカの科学誌サイエンスに「人間の寿命はまだ上限に達していない可能性がある」という論文が発表されました。「健康長寿は平凡なようでも生活習慣を正常なものにすることを心がけるのが大切」だと、老年学専門の大学教授がアドバイスしています。
解答15. (B) 夏の食べ物
解 説
秋から冬にかけて捕った魚を保存しておいて、夏に食べたことからついた名前だそうです。ところで、イギリスのある調査で父親が青春時代に喫煙していると息子が、肥満児として生まれるという報告があったそうです。不思議なことに女の子の場合は肥満ではなかったとか。また、オーストラリア等では肥満解消のために1か月くらいブドウばかり食べる、ブドウ療法があるそうです。しかも皮ごとブドウを食べるのだとか。