解答1. (C) およそ45分間
解 説
タバコの害は吸い込んだ成分が、肺から呼吸で吐き出されるのに時間がかかります。たとえ子供や他の家族の前で吸わなくても吸った後すぐ子供たちと接することで、タバコの害が「受動喫煙」の形で害を及ぼします。日本人の死亡原因の上位を占める、ガン、心臓病、脳卒中、肺炎、それに、かつて肺気腫と呼ばれていた「慢性閉塞性肺疾患」もタバコのリスクは大きいので喫煙に対する対策が必要と思われます。また、タバコを吸う人で野菜や果物をたくさん食べる人は、食べない人とくらべて、ガンになるリスクが減るそうです。
解答2. (A) 15ミリリットル
解 説
ノドが渇くというのは、水分のバランスが崩れたことを脳が感じて、水分の補給を求めているからです。水分は栄養分の運搬や吸収、不要になった老廃物の排泄、その他、体温の調節と様々な生命を維持するための働きをしています。塩分やミネラルを含む5度から15度の水分を1回150ミリリットルから200ミリリットル程をこまめに飲むことが良いそうです。塩分やミネラルが含まれていない水分ばかり摂取しつづけていると「低ナトリウム血症」を招くことがありますから注意が必要です。
解答3. (B) 約5年
解 説
介護が必要な平均期間が約5年で、その間、月額5万円ほどの費用が掛かると説明しています。健康寿命を延ばすには運動習慣や食生活の見直しは当然の事ですが、閉じこもらずに社会と関わりを持つ気持ちが必要です。ハツラツとした生き方につながる人とのコミュニケーションは精神に、大きな影響を与え、前向きに生活すれば、するほど副腎からホルモンのアドレナリンが分泌されて、若々しさの基となるエネルギーを生み出し、その結果、体を動かしたり、呼吸や睡眠などにも活力を与え、一日一日が充実した暮らしとなるでしょう。
解答4. (C) 16.7%
解 説
調査の結果、子供たちの食べ物アレルギーは年々増加しています。調査を始めた1999年度が約7.1%で、2004年度が約8.5%、2009年度が約14.4%と増え続け、過去15年で10ポイントも増加し、食品では卵がアレルギーの原因で一番多かったという結果が出ています。2016年に国立成育医療研究センターのグループ研究によると、食物アレルギー発症のリスクが高い乳児を二つのグループに分けて比較した調査で、生後半年でゆで卵をほんの少しから食べ始めた子供の方が食べなかった子供より、1歳の頃の卵アレルギー発症率が8割程少なかったことが、厚生労働省の指針改定につながったと考えられています。
解答5. (A) 免疫グロブリン
解 説
免疫グロブリンはウィルスや細菌が繁殖したり、体の中に入ったりするのを防ぐ働きをします。その他、汗に含まれる乳酸や尿酸は老廃物となった角質層や垢が剥がれ落ちるのに役立っています。肌のトラブルとしては、ダニによる抗原が皮膚を壊して体の中に侵入して、アレルギーを起こしたりする事もあるので、汗をかくことを嫌がらずに、汗をかいた後は入浴し、入浴30分後くらいに800ミリリットルを目安にして水分の補給をすると良いでしょう。汗は皮膚や体が正常に機能するために必要なものであると、専門家の先生も指摘されています。
解答6. (B) 100人に一人の割合
解 説
妊産婦の統合失調症は、一般におよそ100人に一人の割合で発症し、精神疾患では非常に多く見られます。原因は妊娠や出産によるホルモンのバランスの乱れや子育てに対する精神的な不安、その他子供への授乳などによる睡眠不足などで精神状態が不調になるのも見逃せません。そのような、妊産婦を支えているのが多くの精神科や産科の医師及び保健師ですが、その他に出産した女性に寄り添うようにして、一緒に悩みを共有して世話をする「産後ドウーラ」とい女性の存在もあります。「ドウ―ラ」とはギリシャ語で「他の女性を支える経験豊かな女性」という意味で、海外では出産した女性をケアする職業として、広く知られた存在だそうです。
解答7. (C) スティーブ・ジョブス
解 説
アップル社の創業者スティーブ・ジョブスが座禅を組んだのは有名な話です。座禅もマインド・フルネスも共に呼吸法が基本です。一般的に健康を求める呼吸法は鼻から4秒くらい吸って、口からは倍の8秒かけて吐くことで、このとき、ゆっくりと呼吸して、静かに深く呼吸するほど瞑想の世界に入れるというわけです。マインド・フルネスに詳しい人から聞いたところによると、体中の力を抜いて、背中を伸ばし余計なことは考えずに、自意識を捨てて「今の在り方」だけに精神をあずけることによって、リアルな現実からの思考環境から抜け出し、その先の世界に気付くことが出来る様にする精神行為がその目的だそうです。
解答8. (C) ドイツの学者
解 説
およそ50年前にドイツの化学者アドルフ・ブテナントがカイコから見つけた「性フェロモン」が最初といわれています。一般的には異性の気を引く色気のように思われていますが、学問的には「同種異個体に何らかの影響を与える物質」と定義されています。犬や猫のマーキングのように縄張りを主張する者や、アリの行列のような道しるべや性の成熟度の表現のようにフェロモンの種類は様々です。フェロモンは自律神経に作用していると言われていますが、詳しくは解かっていません。が、人の嗅覚器内でフェロモン受容体の遺伝子が働いていることは解かっています。
解答9. (C) タンパク質
解 説
リアノジン受容体は、記憶に深くかかわっているタンパク質と考えられており、脳に記憶を伝達する信号の働きを強める効果があるそうです。記憶は神経細胞が変化して、信号が伝わりやすくなることでできると考えられていて、細胞の変化にはカルシウムの濃度がかかわっており、カフェインでこのタンク質を刺激すると、細胞の中のカルシウム濃度が普通の状態のときより上がり、信号が伝わりやすくなるのだそうです。
解答10. (C) 15兆4000億円
解 説
睡眠不足による日本全体の経済的損失は1380億ドル、およそ15兆4000億円と推定しています。免疫力を高めるのも睡眠で、疲労回復や記憶の固定にも睡眠は欠かせないもで、「寝不足は脳と身体に深刻な悪影響を与える」と、久留米大学医学部の教授が話しています。更に4時間ほどの睡眠が6日間ほど続くと一晩徹夜したのと同じレベルまで注意力が低下するとも言われています。睡眠不足解消のために、生活習慣を見直し、そのうえで尚不安があれば医師の診断を受けてください。
解答11. (B) ぬるめの温度の風呂に30分ほど入る
解 説
38度から40度くらいの風呂に10分以上30分程入ることを目安としてください。入浴の効果は血行の改善です。ただし心臓の弱い人は心臓への負担を考えて、全身欲より半身浴の方が良いでしょう。冷房病や夏冷えを感じる人は夏も冬も足先や指先といった、心臓から遠い部分が冷える傾向にあります。対策としてはコンスタントにウォーキング等の運動をして血行の改善に努めたり、寝る時には夏とは言わず1年中腹巻をして、腹を冷やさない事も大切です。その他、シナモンやローズマリーなど体を温めるハーブティーを飲むのも効果的です。
解答12. (A) 枕元
解 説
タマネギに含まれているグルコキニンの鎮静効果でよく眠れるので、このような習慣がありました。ヨーロッパではホクサーや競輪選手等、体力を消耗する人たちは、タマネギを良く食べると言います。タマネギの硫化アリルがビタミンB1の吸収を良くし、気力や体力を高めるからです。
解答13. (B) 発酵させてないお茶
解 説
紅茶は茶葉の中の酸化酵素を完全に発酵させたお茶で、ウーロン茶は途中で発行を止めたお茶、緑茶は発酵をはじめから止めたお茶です。緑茶のカテキンは風邪ウィルスばかりでなく、胃ガンの予防にも効果があります。
解答14. (C) ニラ
解 説
葷(くん)と呼ばれたのはニラ、ニンニク、ネギ、ヒル、ラッキョウの五種の野菜です。ところで、このうちニラは血液をサラサラにする働きもあり、めまいの他に生理不順、頭痛、肩こりに効果のある栄養素のミネラル、イオウが含まれています。
解答15. (B) 夏の食べ物
解 説
秋から冬にかけて捕った魚を保存しておいて、夏に食べたことからついた名前だそうです。ところで、イギリスのある調査で父親が青春時代に喫煙していると息子が、肥満児として生まれるという報告があったそうです。不思議なことに女の子の場合は肥満ではなかったとか。また、オーストラリア等では肥満解消のために1か月くらいブドウばかり食べる、ブドウ療法があるそうです。しかも皮ごとブドウを食べるのだとか。
解答16. (C) 脈拍数が10速くなると、体温が1℃上がる。
解 説
体は脈拍を速くすることで体を暖めようとします。脈拍数が10速くなり増えると、体温んが1℃上げると考えられています。これは不整脈が起きる原因に体の冷えが関係していると思えるからです。このような不整脈を予防するには、強心作用や抗不整脈作用のある、カニ、タコ、イカ等に多く含まれている、タウリンが有効です。また、ショウガのジンゲロールという栄養素も強心作用があります。。
解答17. (A) C型慢性肝炎
解 説
腸で吸収された鉄分は肝臓に運ばれて蓄えられます。健康な体の場合、十分に蓄えられればそれ以上増やそうとしませんが、C型慢性肝炎では、どんどんためて摂り過ぎるためにいけないのです。ちなみに日本人は4人に1人が貧血状態だと言われています。レタス、赤ワインも有効です。
解答18. (A) ぺリルアルデヒド
解 説
自律神経失調症がひどくなると「うつ状」になって、自殺願望が強くなったりします。この自殺に関して温度が大きく関係していると言われています。温度が30度以上になったり、3度以下になると自殺をする人が増える傾向があり要注意だそうです。これは世界中で通用する話だとか。カブやニンジン、豆類、ハチミツ、ココア等摂取すると有効です。
解答19. (B) 紅茶
解 説
紅茶は茶の葉を発酵させたもので、緑茶カテキンが酸化して、テアフラビンやテアルビジンに変化し、その結果、体があたたまるエピガロカテキンが生成されます。また、エピガロカテキンには殺菌作用があり、コレラ菌や赤痢菌、風邪ウィルス等に対する殺菌作用を持っています。。
解答20. (A) 乳酸菌
解 説
腸の中のインターフェロンに働きかけて、免疫細胞を増やす乳酸菌は、腸の中のビフィズス菌を増やし整腸作用があるので、結果的に大腸ガンを防ぐ事につながります。ほかにキノコのマイタケや野菜のピーマン等も効果があります。
解答21. (A) 1%~10%程度
解 説
1%から10%程ですが血液が出ている下痢の場合、自分の判断で下痢止めを飲んだりしないで、すぐに病院に行くことです。毒素が体の外に排出されず、病状が悪化するばあがあります。死亡率はおよそ2%から5%程ですが、脳症を併せて発症したり、腸に穴が開く場合が多く見られます。対症療法は貧血がひどい場合は輸血する他、急性腎不全に対しては、人工透析を行います。厚生労働省のデータによると主な、感染原因として考えられているのは、牛肉、牛レバー、ハンバーグ、牛角切りステーキ、ローストビーフなどです。「O157菌」は75℃で1分以上熱を通すと死滅します。しっかりと食材に熱を通す事です。
解答22. (C) 1978年
解 説
「はしか」には、治療薬がありません。効果があるのはワクチンによる予防接種です。それまで、1回だったのが、2006年から2回接種するようになり、その結果、予防できるようになりました。また、感染しても症状は軽くてすみ、他の人にうつす心配はないと言われています。「はしか」は感染力が強く、空気中の空気を吸っただけでもうつります。「はしか」にかかると、風邪のような高熱が続き発疹や肺炎、中耳炎になる場合もあり、また妊婦がかかると、流産や早産を起こす場合があるので、自覚症状がある時は病院にまず行ってください。予防のためには2回のワクチン接種が「はしか」から身を守る事につながります。
解答23. (A) 1カ月以上続いた場合
解 説
普通の副鼻腔炎の場合は、抗生物質系の薬を飲む治療をしますが、この治療方法は炎症を起こす原因となった細菌やウィルスを殺すのではなく、炎症が起きた副鼻腔の粘膜を正常に戻すのが目的なのだそうです。ですから薬を飲み始めて、やがて自覚症状がなくなったからと言って、勝手に薬を飲むのを止めたりすると、粘膜が完全に回復していない場合、再び炎症を起こしやすくなるので、薬を止める前に病院でチェックしてください。また、慢性副鼻腔炎の中に再発しやすい、国指定の難病「好酸球性副鼻腔炎」もありますので、くれぐれも素人判断をしないようにしてください。
解答24. (B) 6グラム未満
解 説
食塩は6グラム未満で、ちなみにタンパク質は体重1Kgあたり0.9グラムから1.2グラム、水分はできるだけ少なく摂取し、カリウムは2000ミリグラム以下としましたが、これはあくまでも目安で、専門家によれば「基準」はあくまでも一般的な数値で、体格や年齢、性別等様々な要因があるので、医師等に相談しながらカロリーや水分の摂取量を見定める必要があると言われています。生活習慣が深くかかわる病気なので、毎日30分以上歩くとか、食生活の見直しなど、全般的な生活の仕方の改善に心がける必要があります。定期的な尿の検査や血液検査が必要と言えます。
解答25. (C) トマト
解 説
ちなみにニンジンはヨモギ、豆乳はハンノキやシラカバの木の花粉に反応あると言われています。症状は主に口の中だけで軽いことが多いそうですが、まれに呼吸困難だ度の症状が出たりすることもあるので要注意です。「花粉-食物アレルギー症候群」の患者数ははっきりとつかめていませんが、年々増加し、それも低年齢化が見られ、ある製薬会社のアンケート(2935人回答)によると、子供の5人に1人はその傾向があるという報告をしています。対策としてはアレルギーの原因となる食物を食べない事ですが、タンパク質は熱に弱いので加熱すれば食べてもアレルギー反応は防げるそうです。
解答26. (B) およそ10倍
解 説
健康な腸管は、血液に侵入する老廃物より出る毒素を防ぐ効果を発揮することを考えれば現代人の大腸が劣化していることが解ります。この背景としては日本人の食生活の欧米化で、食物繊維の摂取量不足による偏った食生活が原因の腸内細菌の乱れです。俗にいう大腸内に存在する善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れるからです。腸内環境を正常に保つには一定の悪玉菌も必要で、悪玉菌が一定量より増えないようにすることが大切と言えます。それには、水溶性食物繊維や発酵食品を摂取して大腸の劣化を防ぐ事が大切です。