【解説】「サルコ」とは筋肉の事で「ぺニア」は減少という意味です。この二つの言葉をあわせて「サルコペニア」と言います。このサルコペニアの状態は、歩く速さや握力、手や足の筋肉量をはかって、その度合いを判定します。
「サルコペニアの状態」になるのを防いだり、改善するには「ウォーキング」や「スクワット」「もも上げ運動」「アイソメトリック運動」等、どれかを毎日15分でも良いので続けると有効です。
【解説】現代人は昔の人々より柔らかいものを食べる事が多くなっているので、「噛む」事が少なくなり、その結果、口の周囲の筋肉が衰えて、いわゆる「フケ顔」になる傾向があります。また、口の健康を守る事はアンチエイジングにもつながり、若さを保つ上でも大切です。
「噛む」力が衰えるとやがて「飲み込む」力も低下してしまいます。食事の時「タクアン」等の音の出るものや「小魚の佃煮」など歯ごたえのある「おかず」を一品加えるのも効果的です。
【解説】現代人は昔の人々より柔らかいものを食べる事が多くなっているので、「噛む」事が少なくなり、その結果、口の周囲の筋肉が衰えて、いわゆる「フケ顔」になる傾向があります。また、口の健康を守る事はアンチエイジングにもつながり、若さを保つ上でも大切です。
「噛む」力が衰えるとやがて「飲み込む」力も低下してしまいます。食事の時「タクアン」等の音の出るものや「小魚の佃煮」など歯ごたえのある「おかず」を一品加えるのも効果的です。
【解説】座禅では「調身」「調心」「調息」と言って、身体の形を整え、心を整え、呼吸を整える事で、この三つを満たせば、自宅で一人できる作法だそうです。
「その身、そのままで座って、自分と向き合うのが座禅です」と臨済宗の住職が語っています。特に「調息」は腹式呼吸と同じものと言えるので、その結果脳の中で、セロトニンが分泌され、アルファー波が出てきて脳がリラックスした状態になり、自律神経に良い影響を与え免疫力を高めると言われています
【解説】湯船につかってリラックスすることが効果的です。自律神経が休まり快眠につながります。体内時計が乱れて睡眠不足になると、高血圧症や糖尿病、うつ病等にかかる可能性があります。床につく2時間前ぐらいに入浴して、寝る前に温かいハーブティーや赤ワイン等、飲むと良いでしょう。
【解説】体内時計のリズムを調整し、活性酸素を除く働きをします。ちなみに「グレリン」は細胞のミトコンドリアを増やし、「ナトリウム利尿ペプチド」は血圧や血糖値を下げ、「オキシトン」は感情を豊かにする働きをします。その結果、「若さ」を保ち、明るく前向きな人生を送る事につながります。
【解説】人間の体では生成できないポリフェノールは、しかも取り溜めもできないので、毎日摂取することが必要です。ある調査によると、日本人のポリフェノールの毎日の摂取量は平均で200ミリグラムくらい不足していると言われています。不足が続くと「動脈硬化」「糖尿病」等、さらに「肥満」といった体調の不都合を招きます。緑茶のカテキン、ブルーベリーのアントシアニン、大豆のイソフラボン、リンゴのプロシアニジンの摂取が効果的です。
【解説】ごはんより先に魚や肉を食べるのがポイントです。魚や肉を先に食べると「インクレチン」というホルモンが分泌されて、ごはんが、小腸でゆっくり吸収されるので、血糖値の上昇を抑える効果があります。またインクレチンは血糖値を正常に保つ「インスリン」の分泌を促進する働きもします。ですから食事の時、野菜で小腸の動きを活発に刺激して、魚や肉でインクレチンを分泌させ、ごはんを食べるという手順が効果的と言えます。なお、食事の時はゆっくりと「噛んで」食べてください。
【解説】ヒートショック・プロテインは、不規則な生活やストレス等で、細胞が傷ついた時、その細胞を治そうとする働きをするアミノ酸の一種です。免疫に深くかかわる白血球は血液の掃除屋で、血液中の老廃物や体に良くない重金属類を吸着して排泄する作用があります。ちなっみに白血球は体重が50Kgから60Kgの人の場合、およそ2000億個存在していると言われています。ですから白血球が活躍することが免疫力アップにつながり、ひいては「健康」な生活を送る必須条件と言えます。
【解説】一過性全健忘は、ケガなどした後、新しい出来事を覚えられなくなる「前向性健忘症」の一種で、これは脳の血管障害によるものと考えられています。「海馬」の働きが空回りするような状態で、たいてい一日くらいでおさまると言われています。近頃の研究でコーヒーやお茶のカフェインが記憶力を増強する効果があるのではないかと言われています。その研究によると、脳細胞内のカルシウム濃度を調節する「リアノジン受容体」というたんぱく質が、脳の中で記憶を作るのに重要な働きをする部分に強くかかわっているらしいとのことです。
【解説】タンパク質の一種であるコラーゲンが大きくかかわっています。コラーゲンにカルシウムが接着して、更に骨の内側にも血管があり、骨の細胞活動を支えているので骨折した骨が元通りになるのです。また、骨は新陳代謝しながら毎日新しい骨と入れ替わっているわけです。ちなみに骨全体が入れ替わる周期は、約3年と言われています。ロコモシンドロームによる骨折を防ぎ、いくつになっても自分の足で歩ける健康状態を保つことです。それには1日10分でもよいので、1分間に80メートルの速さで歩けるようになるための下半身の筋肉を鍛える努力をすることも有効です。
【解説】心がリラックスしてストレスが軽い状態だと、副交感神経が活発に働くようになります。交感神経と副交感神経はともに感情を左右する神経で、交感神経は緊張する感情に作用します。ですからスポーツ選手などが試合の前にアドレナリンやコルチゾールの分泌で感情を高ぶらせるのに最適で、副交感神経はリラックスした感情に作用するので、自分の気持ちをおだやかにしたり、他の人にやさしくする働きをします。副交感神経に働きかけてリラックスる方法に、思い切り涙を流して泣いたり、好きな音楽を聴いたりするのも有効です。
【解説】ウンコには、そのヒトの健康状態や病気のリスクを考える上で、大切な情報がたくさん含まれていると研究者の間では考えられており、健康な人の便を使った病気の治療法として「便移植」が進んでいます。現在、日本や海外で試されている病気の対策法としては「炎症性大腸炎」「慢性便秘」「偽膜性大腸炎」などで、また症候群レベルでは「」「メタボリック症候群」「慢性疲労症候群」等です。健康な人の糞便が移植されて、自分の病気が治まるという時代がすぐそこに来ていると言えそうです。
【解説】日本酒の旨味成分の一つ、αエチルグルコシドは分子量が非常に小さいので、肌に塗るとしみ込んでいき「線維芽細胞」に到着するので、美肌効果があるというわけです。その他の肌への効果は「メラニンの生成を抑え、シミを軽減する」「過剰な皮脂分泌を抑え、べたつきの予防」「入浴による温浴効果を長続きさせる」「肌をニキビや毛穴の黒ずみから防ぐ」等の効果があります。そのうえで、スッパイ系の果物のミカン、レモン等、ビタミンCとクエン酸を摂取するとより効果があります。
【解説】「ひざの痛み」の原因として考えられる主なものは①加齢、②運動不足、③過度な運動、④肥満、⑤生活の場での姿勢の悪さ、など様々で、ひどくなると「変形性ひざ関節症」などを起こす恐れが有ります。正しい歩き方でのウォーキングや、入浴の時にひざを温めながら屈伸運動をして関節の動きを滑らかにすることも大切です。
【解説】便秘はお腹の張りだけではなく、むくみや肌荒れ、食欲不振などの他、悪くすると自律神経のバランスを崩して、落ち込んだりイライラして、精神的な不安定につながる事もあります。その他、ある大学の調査では「脳梗塞」に係るリスクは、便秘の人は、便秘ではない人よりも2倍も高かったと報告しています。対策としては、腰をひねる「腰回り運動」をこまめに行ったりしたうえで食物繊維を含む野菜や果物、発酵食品などを摂取するよ良いでしょう。食物繊維のペクチンが多いスモモやキウイフルーツ、セルロースの多いゴボウやハクサイ等が有効です。
【解説】クレアチニンは筋肉で作られるので、筋肉量によって数値は変わります。また、女性より男性、高齢者より若い人が高くなる傾向があります。「糸球体ろ過量値」が30を切るくらいまでは自覚症状が無く、それより低下すると「体のだるさ」や「むくみ」、「吐き気」等が起こってきます。腎機能を改善する薬は無く、糖尿病や高血圧などが「慢性腎臓病」の原因となるので、血圧を下げて塩分摂取量を控える事を心がける必要があります。また、慢性腎臓病は自覚症状がないので、念のために1年に1回位健康診断を受けることが大切です。
【解説】指の角度が20度から30度で「軽度」、30度から40度で「中度(中程度)」、40度以上で「重度」とされています。対策は靴の先が細いものは避けて、幅のあるものを選び、中敷きは土踏まずの簿分が盛り上げったものにするのも一考です。また、親指を外側に引っ張る装具や足の指を左右に開く運動も外反母趾の進行を防いで痛みを和らげる効果があります。
【解説】マタニティ―ブルーズは出産後3日から10日くらいで、自然に治る事が多いので、あまり気にする事はないでしょう。出産直後のホルモンのバランスの急激な変化が大きな原因だからです。特に、妊娠中に多く分泌されていた女性ホルモンが、出産後、減るので、体の不調、精神の不安定が起こります。専門家は、「無理せず頑張り過ぎず、休む事も母親としての子供に対する仕事のうちと考える」と、アドバイスしています。
【解説】毎日食べる人や、毎日食べない人よりも、食べたり食べなかったりする人の方が太りやすいという結果でした。食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、不規則な食事、喫煙、夜更かしも要注意です。メタボを防ぐには、先ず食生活の改善が第一で、ゆっくりと一口30回以上噛むとか、野菜から始めに食べる、夜食はとらない、間食を控える等も効果があり、「睡眠時無呼吸症候群」の改善にも役立ちます。
【解説】サツマイモに含まれる物質「アマイド」が腸内の乳酸菌の繁殖を促進して、腸内の活性化に役立ちます。「生きた乳酸菌」は腸内栄養素や食物繊維を分解して乳酸や酢酸を生み出します。その乳酸や酢酸が腸の粘膜の機能を高めて、有害な菌や老廃物を排除する働きをします。また、「死んだ乳酸菌」も小腸の腸管に作用して腸管免疫機能を活性化させる働きをします。
【解説】慢性閉そく性肺疾患は俗にタバコが原因で、肺の加齢が進む病気と言われています。喫煙者に多い病気ですが、非喫煙者間接的にタバコの煙を吸い込むことで病気になる危険もあります。喫煙以外の原因もありますが患者の90%以上がタバコと関係があると考えられています。1990年には慢性閉そく性肺疾患による死亡原因ランキングでは世界の6位だったのに30年で3位に上昇したことになり、それだけタバコの体に及ぼす害が日本で深刻になったと言えます。世界保健機構(WHO)では、今後、増々慢性閉そく性肺疾患による患者と死亡者数が増えると予想しています。早い段階での診断と治療が大切だと言えます。
【解説】社会的フレイルと言われるものは孤独の世界に入り込み、人との触れ合いをしないとか、閉じこもりがちになり、全てに後ろ向きの気持ちになる等、孤立や貧困につながるフレイルです。身体フレイルは骨格筋萎縮や骨粗鬆症などで、精神的・心理的フレイルは「うつ」や認知症などの心の病気を指します。対策としては食事ではアミノ酸のロイシンを多く含む、チーズ、卵、肉など、運動では、ウォーキングや軽いランニング等、そのほか友人たちとおしゃべりしたり、カラオケを楽しむのも良い出しょう。
【解説】20代を100とすると、60代では40まで減少するというデータがあります。これは筋肉が40代になるころから年々1%ずつ減っていくからです。その割合で毛細血管も減少していくので20代に比べて60代では40%減少することになります。そして70歳を過ぎると筋肉の衰えはもっと加速します。でも健康な毛細血管は年齢に関係なく増やす事が出来ます。筋肉を増やす運動を続けることで、筋肉が増えて、それにともなって毛細血管も増えます。そして、うれしいことに増えた筋肉の毛細血管は若々しいものなので血流もスムーズになります。筋肉の基になるタンパク質を摂取しウォーキングやもも上げ運動、スクワット、アイソメトリックス運動など自分に合った運動をすると良いでしょう。
【解説】肌に何かが触れる刺激自体に効果があるという報告がある様に、肌をマッサージすることに意味があります。肌の刺激によるホルモンの分泌の変化も知られています。米国から広まった療法に「タッチセラピー」というのがあります。肌の刺激を健康にいかす事を目的としたものです。特に未熟児へのタッチセラピー効果として、運動機能の環境適応能力が発達し、また、妊婦のストレス解消などにも良い影響を与えたという報告があります。
【解説】免疫システムを刺激して、免疫力を上げます。また、大腸では腸の中の細菌のバランスを整え、その他、血の中のコレステロール値を下げ、ビタミンの生成に役立つなど様々な効果があります。プロバイオティクスを含む食材は、発酵食品として知られるキムチ、ヌカ漬け、乳製品のヨーグルトや乳酸飲料などです。
【解説】無口な人は口を閉じている場面が多いので、口の中が、夜寝ている時に口を閉じているのと同じようになるので、口臭を発する菌が増殖しやすいからだと言われています。口臭を防ぐのに役立つのは唾液です。唾液が豊かに口の中をおおっている時は、口臭は分解されてに臭わなくなります。対策としては、食事の時ひと口40回位よく噛んで唾液を多く出るようにすると効果があります。その他、朝は必ず歯磨きを行い、食後に歯を磨く場合は、食後すぐではなく、食後30分くらいの時が効果的です。
【解説】嗅覚刺激療法は、ラベンダーなどニオイ成分の物質を4種類用意して、一種類ごとに15秒間程度、次々に嗅ぐ療法です。生活の中で意識してニオイを嗅ぐことが臭覚障害を防ぐことにつながると考えられています。臭覚障害になると、腐った者を食べてしまったり、ガス漏れに気付かなかったりする危険性があります。刺激療法で、一定の回復する人もおり、害も無い訓練なので期待できる療法と考えられています。
【解説】日本産科婦人科学会のある役員の方によると、妊娠しやすい時期はあるけれど、25歳過ぎると妊娠のしやすさが落ちてくるということはないそうで、学会では「妊娠適齢期は35歳頃まで」としています。不妊治療の一つとして行われている体外受精で受精卵を子宮に戻した場合、その妊娠率は、30代前半でおよそ40%、40歳でおよそ25%、45歳になるとおよそ10%となるというデータがあるそうです。
【解説】いわゆる猫背で頭が体の前方にあって、アゴが突き出るような椅子の座り方は良くありません。血行が悪くなり肩こりや腰痛を招きます。筋肉が緊張して血管を圧縮させるからです。正しい椅子の座り方は体に頭がまっすぐに乗る様に背筋を伸ばし、アゴを引くイメージです。正しい椅子の座り方は楽な姿勢ではありませんが、上体を起こした正しい姿勢は、背筋や腹筋をバランスよく働かせることにつながります。そして1時間に1回、5分から10分程椅子から離れて、リラックスタイムを持つと良いでしょう。
【解説】記憶が障害される原因は様々ですが、一過性全健忘症の場合は、脳の血管障害によるものと考えられています。何らかの理由で「海馬」が空回りする様な状態のときに起こりますが、たいてい1日以内でおさまるそうです。ヒトの脳は、大脳、小脳、脳幹などから構成されており、大脳が思考や言語等の高度な働きに関係しており、記憶もその高度な働きの一つと言えます。「けが」や「病気」になる前の、過去の記憶が全く思い出せない状態を逆行性健忘と呼び、俗に「ぼけ」と言われる記憶障害で、障害が進むと自分の出生、名前、住んでいた場所や家も全く思い出せなくなります。まれに全ての記憶を失って、別の人として暮らす人も居ると言われています。
【解説】アルコール健康医学協会のホームページの資料によると、0.1690から0.3%を酩酊期、0.31%から0.4%を泥酔期とされています。悪酔いを防ぐのにはアルコールと併せて炭水化物、タンパク質、ビタミンやミネラルを含む「おつまみ」を食べるのが良いと言われています。胃の粘膜が保護され小腸ではアルコールの吸収が遅くなります。できればアルコールを摂取する前に「おつまみ」を食べておくとなおよい結果となります。また、おつまみとは言えませんが、ショウガ科のウコンは肝臓機能を高める作用があります。ほかに、生柿を飲む前に食べておくと、含まれているミネラルのカリウム効果で、二日酔いが防げます。
【解説】グリコーゲンとなって肝臓や筋肉に貯蔵されますが、空腹状態になると血糖値が下がるので、すい臓から分泌されるグルカゴンというホルモンが働いて、蓄えられていたグリコーゲンが再びブドウ糖に分解され、血糖値を上昇させ、代謝機能を保つように働きます。このバランスが崩れて血糖がうまくコントロールできなくなり、血糖値が高い状態が続くと血管が傷ついたり、各臓器の負担が増えたりして、様々な病気を引き起こす基となります。
【解説】高音から聴力の衰えが進み始め、次第に中音、低音と広がっていくと言われています。さらに、早口での会話や雑音の中での会話などが聞き分けにくくなります。日常会話に聞き返しが増える、中度難聴が70代の人で1割から2割、80代になると3割から4割いると言われています。予防策としては、大きすぎる音を長い時間、聴き続けない事が第一歩と言われています。難聴が続くと人との会話をしなくなり閉じこもりで外出しなくなったりするので、ウツや認知症になる可能性もあると指摘されています。ともく社会と接点を持って対人関係を豊かにする事です。効果のある食材としてはミネラルの亜鉛を多く含む貝やレバーの摂取に心がけてください。
【解説】好きだった昔の音楽を聴くことで、脳を若返らせ、その時代にタイムスリップして記憶が戻り、思い出がよみがえるという事です。またストレスが多き生活をしている人の場合、唾液の中にホルモンのコルチゾルが増えますが、音楽を聴くとコルチゾルの分泌が少なくなり、気持ちがリラックスして、ストレスが緩和していることが報告されています。また、音楽効果として、その他では血圧の低下、免疫力の向上、心拍数の抑制、認知症の進行予防等が期待されています。
【解説】最近の研究で、ベータークリプトキサンチンは、強い発がん抑制効果があると解明されました。その他、女性に多い骨粗鬆症のリスクが軽くなることや、動脈硬化予防、メタボリックシンドローム予防も期待できるという研究結果が出ています。ベータ―クリプトキサンチンは柑橘系の果物に多く含まれ、特にミカンは群を抜いています。またミカンのオレンジ色の色素がカロテノイドの一種です。その他、ミカンは体温を下げる効果があり、風邪などで微熱があるとき、ミカンを食べると効果があります。
【解説】女性の30歳から40歳頃を「性成熟期」と言われ50歳頃から更年期と区分されています。その5年前くらいから急激に低下し、50歳前後に停止して「閉経」となります。エストロゲンは卵巣で生産され規則的な月経周期や、妊娠・出産に大きな役割を担っているホルモンです。更年期の症状を有効に抑えるには、偏った食習慣や運動不足、タバコ・酒の飲み過ぎ、不規則な生活からくるストレスなど生活習慣を見直すことが大切です。
【解説】出産した女性のおよそ10%程が発症しているという報告があります。このうち約半分は妊娠中から発症していて、不安感を持ったりして、気分が沈んだり、思考力や集中力がおちて、物事の段取りが上手く立てられなくなったり、家事も満足にこなせられなくなるというケースの症状が出ます。対処療法としては、専門家によるカウンセリングや投薬、それに医師による認知行動療法などで、子育てに対する不安を解消し、心の状態の改善に努める事が効果的です。
【解説】まともに立てない状態を泥酔期と言います。2本から3本の時は気分が大きくなる酩酊初期、4本から6本の時に呼吸が速くなり、時に吐き気がしたりする酩酊期と区分されています。又、飲み過ぎて揺り動かしても起きない状態を昏睡期と言い、10本以上飲んだ場合にみられます。悪くすると死を招くこともあります。特に「一気飲み」は急性アルコール中毒を起こす可能性があるので止めた方が良いでしょう。サケは適度に飲むべきです。そのうえで、酒を飲む前に大根に含まれているオキシターゼが二日酔を防ぎ、果物の生柿にあるタンニンも同じ働きをするので、食べると悪酔い防止に効果があります。
【解説】(A)貧血は鉄や銅の不足で、(C)消化は塩素の不足で起こる障害です、この他、骨の代謝にかかわるマンガンや甲状腺ホルモンの材料となるヨウ素など、「厚生労働省の食事摂取基準」に示された数値に届いていない者が多く見られ、食事の改善が一般の人々にとって大切だと警告されています。しかし、一方で、摂り過ぎもよくありません。例えば亜鉛の摂り過ぎは、貧血を起こし、ヨウ素は甲状腺腫、セレンの摂り過ぎは皮膚や胃腸の障害を招く恐れが有ると言われています。
【解説】小腸は消化吸収のために大きなエネルギーが必要な臓器なので、通常、他の体内臓器の体温より高い温度を保っています。ですから冷たいものの摂取は小腸にとってはストレスなのです。ハーブのローズマリーやコウカ、ケイヒは冷えの解消や血の流れを良くして、体を温める作用をします。その他、発酵食品の日本酒や赤ワイン、魚介類のウニのエキノネノン、鮭のアスタキサンチン、野菜のショウがに多く含まれているジンゲロール、唐辛子のカプサイシンも有効です。
【解説】およそ2000億個の白血球が血液中の老廃物やガン細胞等除去する他、外から入って来る、様々な細菌類、アレルゲン、体の中で増える病原菌に抵抗して、免疫力を高めるのに役立っています。また、体の中で過剰な炎症や長く続く慢性の炎症が起こると、細胞の性質を変えたり、体の組織を傷つけたりします。高齢者の場合、若い患者に比べて治りにくいので、白血球が活発に働くように常に体温を高く保つ努力必要です。体を冷やすと白血球の活動が鈍くなります。
【解説】エストロゲンは卵巣で作られる女性ホルモンの一種で、規則的な月経周期や妊娠・出産などに深くかかわっている物質です。エストロゲンの血中における能動は40代頃から減り始め、閉経以降、高齢になるほど分泌が乏しくなっていきます。その結果、骨粗鬆症や心・血管疾患、認知症などのリスクを高くします。対策としては、食習慣の見直しや運動不足の改善、飲酒・。喫煙のセーブ、生活習慣全体の総合的な改善をする事です。また、女性ホルモンと同じ働きをするイソフラボンというファイトケミカルの物質があります。大豆に多く含まれているので大豆製品の納豆、キナコ、豆腐など摂取すると有効です。
【解説】歳をとると、目の上側の脂肪がだんだん下がって、下のまぶたにたるんだ「目袋」というふくらみができて、そこが黒く見える状態を言います。筋肉や血管が透けて見えるタイプは目の疲れやドライアイが原因なので、目を閉じて眼輪筋を休ませ、目の周囲をソフトにマッサージしながら温めたり冷やしたり、濡れたタオルを使ってケアすると効果があります。ただし、紫外線を浴びすげたり、こすり過ぎや、加齢によるシミからくる黒ずみによって起きた色素沈着タイプはクマが消えないので医師に相談してください。
【解説】汚れをお湯で流し、手のひらに石鹸をつけて軽くこするだけで充分だと、日本皮膚学会ではコメントしています。中高年になったら必要以上に皮膚をこすったりして、皮脂を失うと肌のバリアー機能が損なわれてしまうそうです。健康な皮膚は、皮脂が表面を覆って、水分が肌から蒸発するのを防いでいます。それが加齢とともに皮脂や天然保湿因子、角質細胞間脂質が減り、皮膚が乾燥したりすると外からの刺激に対して弱くなり、炎症が起きます。保湿ローションや保湿効果のあるワセリン等でスキンケアに心がける事が大切です。その他、肌を刺激する、湯良い香辛料や刺激食材の摂取を控え、また、チクチクする肌着を着るのを避ける事が得策です。
【解説】漫才を見た患者さんを食後2時間にチェックしたところ、血糖値の上昇が抑えられていたそうです。その事をふまえて、笑顔を習慣にする、表情筋のトレーニングを考案したと言われています。「笑み体操」は、かつて百面相という表情の遊びがありましたが、それに似た体操で、10分から20分の間に「変顔」を造っていくように、笑顔を作る表情筋を強制的に動かすことによって、自然に笑った時と同じ作用が脳に伝わり、楽しさを感じて、ドーパミンが分泌されるのだろうと考えられています。ドーパミンは楽しさを生み出すホルモンです。また、朝起きてすぐ鏡に向かって面白くなくても無理やり笑顔を作って、鏡に写った自分の笑顔を見て、楽しい気持ちを作るのを日課にしている人も居るそうです。笑顔を作る事で楽しくなるという逆の因果関係的発想もあり得るということでしょう。
【解説】コーヒーだけでなく、お茶や紅茶でもカフェインが含まれていれば効果は同じです。一般的には昼寝も1時間を超えると深い睡眠状態に入ってしまうので、すっきりと目覚められなくなってしまいます。20分以内に起きる事がコツだという事です。人が昼過ぎに眠くなる理由の一つに、体内時計の影響があると考えられています。夜に必要な睡眠時間が取れなかったり、睡眠時無呼吸シンドロームなどが災いして、夜ぐっすり寝ていない人は、長い時間の昼寝をしてしまう事があります。要注意です。生活習慣を見直し、熟睡をこころがけるか、それでも不調で心配なら、病院で相談することが大事です。
【解説】大阪大学などの研究チームが先に老化のサインとそて、とらえられた物質の「ルビコン」は細胞内の新陳代謝の働きを抑えるもので、そのルビコンが体の細胞内に多く存在するほど、老化が進むと考えられるそうです。細胞は自分自身の細胞を自ら食べるという自食作用として新陳代謝の働きをする場合があり、これをオートファジーと言いますが、加齢によるルビコンの増加がオートファジーの働きを低下させ、その結果、細胞が老化し様々な老化現象にかかわっている原因の一つと考えられるそうです。まさ、マウス等の実験段階レベルですが、細胞にルビコンが出来ないようにしたところ、オートファジーが活性化し、老化によるマウスの腎機能の低下が抑えられたり、寿命が延びたりしたそうです。やがて人間の老化現象も抑えられるかもしれません。
【解説】人間だけです。これは例外中の例外で、人間も生まれた時は鼻だけで呼吸していたのですが、免疫をつかさどるアデノイドが膨らむ6歳から8歳ごろに鼻だけでは苦しくなるので、口による呼吸をすることを覚えるのだそうです。呼吸は生体防衛機能を備えた鼻でするのが基本で、口呼吸を続けると睡眠時無呼吸症候群や循環器系の疾患などの病気になる恐れが有ります。早めに医師や病院で相談することをおすすめします。
【解説】ちなみに、ひきこもっている期間の割合は10年から30年未満が17%、5年から10年未満が14.9%、1年から5年未満が42.6%、半年から1年未満が6.4%、1度も働いた事がないという人も2.2%いました。特に、毎日が日曜日状態のリタイヤした人たちの多くは「出かけるのが億劫になった」、「人の触れ合いに疲れる」、「食欲がなくなってきた」等の理由をあげて、ひきこもりがちな生活をしています。
そのさきに待っているのは「うつ病」です。そうならない方法の一つに仏教の座禅がベースとなった、アメリカで始まった瞑想を取り入れた「マインドフルネス」を試すのも良いでしょう。うつ病や心の不安障害を防ぐ効果があり、生活習慣からくる、ストレス改善につながり、ひきこもり対策としても有効だと言われています。