Q1. 変形性膝関節症

厚生労働省の調査によると、慢性のひざ痛に悩んでいる人がおよそ1000万人いると推定されています。日本医科大学教授の話では、歳をとるとともに、膝の軟骨がすり減って、炎症や変形を起こし、痛みを感じるもので、根本的な治療法はないと言われています。高齢者に「痛み」をかかえている人が多く、男性・女性ともに年齢が高くなるほど増えていく傾向があります。また、70代の女性ではおよそ70%の人が膝痛患者の予備軍だと言われています。

そこで質問です。

変形性膝関節症の痛みが軽くなる効果があるのは、次のうちどれでしょう?

(A) 薬を飲む

(B) 安静にする

(C) 軽い運動をする

Q2. 食道がん

日本人は2人に1人が生涯のうちにガンになり、1年間にがんと診断される人が100万人を超すと言われています。また、全てのガンによる死亡者の数は1年におよそ38万人に達している、というデータがあります。これは1981年以来続けている日本人の病気で生命を失う原因の病名でトップを占めています。また、各種のガン細胞は体温が35℃で最も増殖して、39.6℃以上になると死滅すると言われています。この現象を一番初めに発見したのはドイツの医者で、それ以降、様々な研究機関のレポートでも同じようなデータが紹介されているそうです。さらに、ガンは食道、胃、大腸、子宮など中が空洞な臓器に多く発生すると言われています。これらの臓器は中が空洞なので、細胞の数が少なく、その結果、冷えやすい臓器でもあるからです。食道がんは、名のとおり日常の食事の習慣が発症に大きく影響します。野菜・果実を多く食べると、食道がんになるリスクが大きく減ると厚生労働省研究班の調査で分かりました。

そこで質問です。

野菜・果実を食べる量が1日100グラム増えると、食道がんの発症リスクが下がったそうです。では、どのくらい下がったでしょうか?

(A) およそ10%下がった

(B) およそ20%下がった

(C) およそ30%下がった

Q3. C型肝炎

C型肝炎は輸血が原因となって発症するケースが多く見られます。今までは、インターフェロンを中心とした治療法でしたので、長くかかりその上、完全なウィルスの排除が難しく、難病の一つと考えられていました。C型肝炎ウィルスが肝臓で増殖する病気が「C型肝炎」です。一般に肝臓の働きは、体の中で発生した有害物や細菌、ウィルス等を解毒したり、ウィルスや細菌に抵抗する機能を担っています。食べ過ぎたり、飲み過ぎたりした結果、肝臓に負担がかかり、ウィルス等に対する抵抗力が落ちて、肝炎になるものですが、「C型肝炎」はウィルスに汚されている血液を輸血したために発症するのが特徴です。近年このC型肝炎を起こす、C型肝炎ウィルスを排除する新薬が登場し、長年C型肝炎に苦しんできた人たちに朗報となりました。新薬はC型肝炎ウィルスに直接作用して、ウィルスの増殖を抑えるものです。

そこで質問です。

今までの治療では継続して注射をする必要がありましたが、新しい治療法では薬を飲むだけです。では、どのくらいの期間飲めば良いでしょうか?

(A) 抗ウィルス薬を2週間から4週間飲む

(B) 抗ウィルス薬を8週間から12週間飲む

(C) 抗ウィルス薬を1年間飲み続ける

Q4. 1型糖尿病

不治の病、これが1型糖尿病です。糖尿病には「1型」「2型」「妊娠腸尿病」などがあります。このうち「1型」は全体のおよそ5%程だと言われています。すい臓から分泌されるインスリンを出す細胞が壊されてしまうものです。ハッキリとした原因もわかっておらず、したがって治療法も確立していない部分があるので「不治の病」と言われているのでしょう。体を異物から守るはずの免疫が、細胞を誤って攻撃してしまう病気です。「1型糖尿病」は、規則正しい生活をして、食事や運動に気をつけていても突発的にかかるので、厄介な疾患です。エネルギー源として、体に必要な糖を分解するためのインスリンがだんだんと出なくなり、血中の糖が高くなってしまいます。

そこで質問です。

1型糖尿病は、免疫が暴走してすい臓の細胞をこわして起こりますが、その細胞は、次のなんという細胞でしょう?

(A) アルファー細胞

(B) ガンマ―細胞

(C) べーター細胞