Q1. 風疹

国立感染症研究所の報告によると、2017年当時に比べて風疹の患者となる子供の数が、現在8倍に増えているそうです。特に発症患者の数は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県等、首都圏に多く見られる傾向があります。妊娠した女性が、妊娠20週間頃までに、風疹ウィルスに感染すると、お腹の胎児に感染することがあり、心臓病や難聴、白内障等が発症します。治療法は対症療法以外なく、障害が残ることを防ぐにはワクチンの接種しかありません。

 

そこで質問です。

風疹の予防のために、現在ではワクチンを2回接種するという制度になっていますが、その時期はいつでしょうか?

(A) 生まれて6ヶ月頃と、保育所に入所する前頃

(B) 生まれて8ヶ月頃と、幼稚園に入園する前頃

(C) 生まれて1年後頃と、小学校に入学する前頃

 

 

Q2. 希少ガン

人口10万人に、1年間で6人未満がかかるガンを希少ガンと呼んでいます。生涯のうち2人に1人がかかると言われるガンは国内で、新たにガンと診断される患者の数はおよそ100万人程もあって、多いガンの病名は、2016年の厚生労働省のデータを見ると、男性では「胃ガン」がおよそ9万2千人、女性では「乳ガン」がおよそ9万5千人と多く、男性は次いで「前立腺ガン」「大腸ガン」と続き、女性は「大腸ガン」「胃ガン」と続きます。

「胃ガン」は人口10万人あたり、1年間に120人発症しているのに比べて、「希少ガン」は、はるかに少ない数ですがガンには変わりないので注意が必要です。

 

そこで質問です。

現在、希少ガンと認定されているガンの種類はどのくらいあるでしょうか?

(A) およそ90種程度

(B) およそ190種程度

(C) およそ290種程度

 

 

Q3. アカラシア

この病気は食道の下の部分で、胃の入口に近い筋肉が運動障害を起こして、食道が狭くなってしまい、食べたものや飲んだものが、詰まってしまい、ひどい時は戻してしまう等の症状が起こる病気です。でも、吐いた物には胃液も、血も混じっていなく、原因不明の上突発的に起こる10万人に一人という珍しい病気で「食道アカラシア」と呼ぶこともあります。この病気は、吐いたり、胸焼けがひどくなったり、胃が痛むなど「逆流性食道炎」とよく似た症状を起こします。

 

そこで質問です。

食道と胃をつなぐ部分の筋肉に、運動障害が起こる病気ですが、その部分の筋肉の名前は次のうちどれでしょうか?

(A) 下部食道復控筋

(B) 下部食道括約筋

(C) 下部食道内圧筋

 

 

Q4. インプラント歯周炎

抜けたり抜いたりした歯の代わりに、チタン等で作られた人工の歯を根元の部分に埋め込んで治療するインプラントを行った結果、天然の歯と同じような歯周病みたいに、顎の骨が溶ける症状のインプラント歯周炎が問題となっています。インプラント治療とは顎の骨にインプラントと呼ばれる金属製の人工歯根を埋めて、その上に人工の歯を付けるものです。このインプラントと歯茎の間にポケットと呼ばれる隙間ができて、そこに食べかすなどが溜まって、歯周菌が増えその結果歯茎に炎症が起きて、歯茎が腫れたり、膿が出たりしてやがて、そのポケットが深くなっていき、顎の骨が溶けていきます。これがインプラント歯周炎と呼ばれるものです。

そこで質問です。

インプラント歯周炎がすすんで、骨が溶けるようになった時の対処法は、次のうちどれでしょうか?

(A) 抜本的な方法はない

(B) 超音波をあてる

(C) レーザーで炎症を焼く

 

 

Q5. ウォーキングの勧め

厚生労働省目標として、1日に歩く数を20歳から64歳で、男性が9000歩、女性が8500歩と定めています。その結果なのでしょうか現在、健康の為に「ウォーキング」をしている人は全国でおよそ4000万人いると推定されています。医師で「日本ウォーキング協会」役員の泉嗣彦氏は「ウォーキングすることで身体だけでなく心も豊になります」と精神面の効果も強調しています。更に「ウォーキングは脳と心にも良い影響を与えます。特に特効薬のないといわれる「ウツ」や「認知症」にもよい」と欧米における研究で発表されています。しかし、仕事を持っている人が日常的に毎日ウォーキング等の運動をするのが難しい人も多いと考えられます。日頃の生活で、運動を取り入れられれば健康に役立つというわけで、スポーツ庁が運動不足の解消に「通勤ウォーキング」を勧めています。

そこで質問です。

通勤ウォーキングを勧めている年代は、次のうちどれでしょうか?

(A) 40代から60代

(B) 30代から50代

(C) 20代から40代

 

Q6. 口の健康(アーラルケア)

近頃「口の健康」に注目が集まっていると言われています。その中核的な存在なのは50代の女性と言われています。曰く「歯を白くしたい」「口臭を防ぎたい」「歯周病になりたくない」等、治療から予防へと、その意識の変化が見られます。自分の歯を他の人に美しく見せたいという思いが多くの女性が持つのは、口腔の健康に関心が高くなったのに併せて、口腔の健康に対する一般女性たちの考え方が変わって、その結果治療から予防へという方向に行っているのでしょう。調査会社「富士経済」によると、2017年のオーラルケア用品における関連市場規模は1797憶円と、2016年に比べて3.6%増えています。

そこで質問です。

全国に存在する歯科医院の数は、コンビニエンスストアと比べて多いでしょうか?少ないでしょうか?

(A) 多い

(B) 少ない

(C) どちらとも言えない

 

Q7. 義歯(入れ歯事情)

歯を失うと、「食べにくい」、「しゃべりにくい」と言った機能的な不具合が生じた結果、人前に出るのが億劫になったとか、憂鬱になった等、歯は他人から見える部分にあるので、健康面でも心理面でも悪影響が生じます。国民生活センターが1400人に行った義歯に対するアンケート調査では、満足していると答えた人は、44.8%で、およそ半分の人は不都合を感じていることが報告されています。使用している入れ歯が上手くフィットしていないと、言葉の発音が適切にできなくなります。とくに、「かきくけこ」と「たちつてと」がハッキリしない場合があり、本人もそれが気になり、人とのコミュニケーションが苦痛になり「閉じこもり」傾向になるシニアが増える要因となります。また、歯を失ったまま放っておくと、歯並びが乱れたり、残った歯が舌や頬の内側にぶつかったり、舌を噛んでしまったり、痛みを感じることにつながります。

そこで質問です。

日本で初めて作られた入れ歯は「柘植」の木を使っていました。では作ったのはどのような人たちだったでしょうか?

(A) 宮大工

(B) 仏師

(C) 木地師